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上りが得意の人と苦手の人の特徴

上りでは特に上半身の動きに違いがはっきり出る

上りが得意の人と苦手の人の特徴
平地では苦手だったサイクリストは上りでは生き生きと高ケイデンスで上っていきます。対して平地を得意としていたサイクリストは苦笑いを浮かべながら失速。何故ここまで対照的な走りになってしまうのでしょうか。体重が重めでパワー型なので上りが不得意なのでしょうか。2人の上りのフォームをチェックして原因を究明していきます。

上りが得意な人の特徴

平地では脚の筋肉だけでペダリングしていたために、時速28km巡航も辛かったサイクリスト。上りでは高ケイデンスでスイスイと上りを走っていきます。この平地での走り方との違いは何なのでしょうか。やはり体重が軽いためパワーウエイトレシオが高いため上りが速いのでしょうか。

左右の不自然のブレがなく安定している

平地では苦労していて走っていたサイクリストとは思えないほど、スイスイと高ケイデンスで上っていきます。平地が得意なサイクリストとは違い上りのフォームは左右のブレがなく安定しています。

上下の不自然のブレもなく安定している

上りが得意なサイクリストは骨盤から上がしっかりと安定しており、高めのケイデンスをキープすることができています。全身の筋力を使って上っている平地が得意なサイクリストとは対照的です。

適度にダンシングも織り交ぜる

適度にダンシングも織り交ぜて、上り中のダンシングも安定しています。シッティングからの移行もスムーズで、ヒルクライムが得意というのも納得できる走り方をしています。

上りが苦手な人の特徴

平地では骨盤を寝かせて、腕をリラックスさせたエアロフォームでそこそこのペースを維持して走れていたサイクリストは、上りに入った途端身体が左右にブレてしまい失速してしまっています。ケイデンスも落ちて見るからに苦しそうです。何故ここまで平地と上りの走り方に違いが出てきてしまっているのでしょうか。

身体の左右のブレ

上りに入った途端、ケイデンスがみるみる落ちて、頭が左右へと振れてきてしまいました。ペダリングというよりもペダルをひたすら踏みつけているような印象で、このペースでどこまで上れるのか心配になるほどです。

身体の上下のブレ

身体の左右方向へのブレに加えて、上り坂の後半では上下動も出てしまっています。息づかいも荒くなり、ひたすら苦しそうな走りになってしまっています。頑張ってはいるもののペースが上がらず、ロードバイクが蛇行する様子はちょっと危険でもあります。

ダンシングもぎこちない

シッティングではペダルが踏めなくなり、たまらずダンシングを始めた上りが不得意なサイクリスト。しかし、その動きはダンシングというよりは立ち漕ぎと呼べるもので、下死点でペダリングがほぼ止まってしまっています。
腕や身体全体を使って無理やり踏んでしまっているのが原因です。このサイクリストの走りで特徴的なのは、腕を含む上半身の筋力も総動員していることです。よく言えば全身を使って進んでいるのですが、その登坂ペースは見た目にも遅く、長続きしないであろうことは明らかです。

上りのフォームは2人の差がみるみる拡大

平地は得意だけど上りが苦手なサイクリストのフォームからチェックしてみます。平地での安定したフォームはどこへやら、上半身のブレが著しいです。続いて上りが得意なサイクリストはスタートからブラケットを軽く持ち、高めのケイデンスでスイスイと上っていきました。2人の違いは平地以上に明瞭でした。上りでは、ロードバイクが後ろ下がりになる分だけハンガーの位置が上がり、ほんのわずかに股関節が窮屈になるのですが、上りが得意なサイクリストの場合はもともと骨盤が立っているので、そのネガな部分がでにくいのです。また、速度的にもエアロフォームによる差が出にくく、これも上りを得意とする理由です。
一方平地は得意だけど上りが苦手なサイクリスト。これは女性の方の多くに当てはまるのですが、そもそも筋肉量が少ないのと、あまりトレーニングをしていないので有酸素能力が低い傾向があります。よって重いギアが踏めずに、かといって軽いギアだと脚がスカスカ回ってしまい、余計に心拍数が上がってしまうのです。でしたら無理のないペースに落とせばいいのですけど、ロードバイクは速度が低くなるほど不安定になるので、安定させるためには漕ぐしかないという悪循環にはまってしまいます。
上りでは体重が軽いことが有利に働き、それは物理法則から考えても絶対です。しかし、その前に改善できる要素がいくつもあるのです。平地が得意で上りが苦手なサイクリストを例に挙げるまでもなく、多くの人は苦しい場面でより苦しくなるような動きを始めてしまい、無駄に体力を削ってしまいます。頑張りの方向を誤ると、決して速く走ることはできません。

上りの得意と不得意の原因とは

同じ坂道を、全く異なるペースと走り方で上っていった2人のサイクリスト。一般的に体重が重いと上りは不利だと言われていますが、果たして原因はそれだけなのでしょうか。

重すぎるギアを選んでしまう

上体を揺らしながら必死に上る上りが苦手なサイクリストを見てトレーナーはこう説明します。根本にあるのはギアの選択ミスです。元気なうちに重いギアで頑張りすぎて、きつくなってから軽いギアにしても脚は終わってしまっています。あと上体のブレに関しては、引き脚がうまく使えていない証拠です。ペダルを踏み込んだ時の反力で身体が浮きそうになるのを、腕を使って必死にあらがっています。こうなると全身の筋肉を使うので、余計に酸素を消費してしまいます。呼吸によって取り込める酸素の量は決まっているので、これ以上頑張ると無酸素領域となってすぐに限界がきます。つまり、きつくなる前に軽いギアにしたり、ダンシングを織り交ぜるなど、常に先を読んで上らないといけないのです。
重すぎるギアを選んでしまう、ペダルが下りないので上半身や腕、体重を使い力を補う。すると、酸素が足りなくなって苦しくなる。そして、苦し紛れのダンシングで余計に消費してしまう。そもそも、体重や能力の問題以前に坂の上り方が間違っている可能性が高いのです。

軽いギアでゆっくり上ったら安定しない

上り坂で軽いギアが使えない人の理由として、高ケイデンスを維持できない、あるいは微速でロードバイクをまっすぐ走らせる操縦技術がないの2つの理由が挙げられます。前者については心肺能力の低さ、もしくはペダリング技術の未熟が考えられ、それをごまかすために自然と重いギアを選んでしまいます。軽いギアを余らせて上っている人は要注意です。

上りが遅いのは体重ではなかった

やせれば上りが速く楽になる。遅いのは体重のせい。そう信じて疑わなかった上りが苦手なサイクリストですが、トレーナーが挙げた原因はそれではありませんでした。体重の多い人は、普段からそれを支えているので、脚の筋肉量も多いのです。だから踏む方向の力が強く、ビギナーでも結構パワーが出せてしまいます。慣性で進む平地ではこれが有利に働きますし、速度が出るのでロードバイクも安定します。これが上りになると、速度が落ちる分だけロードバイクがふらつきやすくなり、また引き脚がうまく使えないと上半身の力でそれを補うので、結果的に上半身がブレるような走りになってしまうのです。
上りが遅いのは体重のせいだけではなかったのです。また、トレーナーはロードバイクのリアスプロケットを観察して、次のように続けます。きついと言いながら走っていたのに、ロー側のギアが余っていますね。これは女性に多いのですが、軽いギアにすると回りすぎてしまう、こがされてしまうのが嫌と言うのですね。微速を高ケイデンスでまっすぐ走れるだけの技術がないのと、あとは心肺能力が低いことが原因なのです。保険のためにロー側の1枚を残しているという人もいますが、その状態で頑張ってしまうと、いざローギアを使う場面で脚が残っていないという事態になってしまいます。多くの人が対症療法を選んでいるので、上り坂を楽に走れないのです。

休むダンシングができるかも上りでは重要

上りが苦手なサイクリストの場合、ゆっくり走らせる技術がないので、速度をあげようとするあまり、自然と攻めるダンシングになっちゃっています。そこで、練習して身につけたいのが休むダンシングです。ペダルに体重を乗せて、踏むのではなく膝を伸ばすだけのイメージです。ここで重めのギアを選ぶと、体重だけではペダルが下がらないので注意が必要です。なお、速度が落ちる分だけ蛇行しやすくなるので、くれぐれも練習する時は周囲に気を付けましょう。

平地が苦手上りが苦手それは何故なのか
平地はそこそこ走れるのに上りになると失速する。逆に上りはそこそこ速いのに平地での高速巡航が辛い。それは体型が原因だから?本当に体型だけで決めてしまっていいのでしょうか。平地の苦手と上りの苦手原因を掴むヒントを解説します。


平地が得意の人と苦手の人の特徴
平地のフォームを見れば何故平地が得意なのか。上りが苦手なのかが見えてくる。その原因は身体の柔軟性にありました。身体の柔軟性によって平地での高速巡航を色々阻害していました。平地が苦手という方の原因について解説します。


平地と上りそれぞれ苦手な人の傾向
平地が得意な人と上りが得意な人の傾向を解説します。しかし、そもそもロードバイクの基本的な乗り方が身についていないために苦手だと思っていた。自分の乗り方は本当にロードバイクの基本的な乗り方ができているのかを解説します。


平地と上りの苦手を克服するためのポイント
ロードバイクで平地も上りも速くなる一番の近道は走りの基本を身につける事です。ほとんどの人は走りの基本ができていないままパワートレーニングしてしまいます。走りの基本を身につけるためのポイントを解説します。


平地と上りが苦手なサイクリストの疑問とは
多くのサイクリストが平地や上りが苦手で悩んでいると思います。多くのサイクリストが抱いているであろう素朴な疑問。上りが嫌い、心が折れるなど色々なサイクリストが抱える疑問に対して励みになる回答をまとめました。


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