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コーナリングの動作を学ぶ-予測と判断

コーナリングは予測と判断で決まる

コーナリングの動作を学ぶ-予測と判断
私たちはコーナリングする時、コーナーを目の前のしてどこを見て何を判断して、どんな予測しているのでしょうか。普段こんなことを考えてコーナリングしているわけではありませんが、よく考えるとコーナリングする時、頭では色々なことを考え一瞬で判断し行動に移しています。ここであらためてコーナリングする時にどのような予測をして、そして判断しているのかを考えて行きたいと思います。

コーナー直前には判断する要素がたくさんあります

コーナリング実践の第一段階は予測と判断です。コーナー手前のブレーキングまでです。まだコーナリングに入る前じゃないかと思う方も多いと思いますが、予測と判断が一番大切です。
コーナー手前で予測と判断することは、コーナリングの最後まで影響する重要なポイントです。

  • コーナーのアールはどのくらいか
  • 路面状況はどういう状況なのか
  • コーナーの先はどうなっているのか
  • どこからどれだけブレーキングすればいいのか
  • どういうラインで入ればいいのか
  • どれだけシフトダウンすればいいのか

そういうことを予測した上で、コーナーを安全に曲がるために行動も一瞬で判断しないといけません。また、予測と判断はコーナーに入る手前、ロードバイクがまだ寝る前に全て終わらせておくということが大原則になります。いったんコーナーに入ってしまえば、コーナリングの状態を変更することは難しいです。

コーナーに入る前に前方の状況を見て判断する

コーナーに入る前、私達は

  • コーナーのアール
  • 路面状況(グレーチング・落ち葉・浮き砂の有無・舗装の状況・路面が濡れているかどうか)
  • 周囲の状況(対向車・歩行者の有無)
  • カーブミラーや看板
  • 走行ラインの確認

これらの要素を見て判断し、コーナー出口の状況を予想して必要な分だけシフトダウンし、ブレーキングポイントと減速率を決める、という膨大な量の情報処理を行っています。
要するに、コーナリングにおいて予測と判断の重要度が意外にも高いということであり、そこでコーナリングの差が出やすいということでもあります。
予測と判断は思った以上に重要で、思った以上に難しいことです。当然ですが、初めて走るコースは予測の精度が落ちるので、飛ばさないことが基本となります。コーナーの途中で何かあっても回避できるスピードまで落としましょう。初心者であれば、知らないコーナーでは限界と思われるスピードの半分ほどに抑えた方がいいでしょう。

危険箇所を確認しつつコーナー出口を見る

コーナーの手前ではどこを見るべきなのでしょうか。コーナーの全体を見ます。もちろん路面状況を確認するために一瞬路面を見ますが、凝視してはいけません。全体を見ながら、判断が必要な場所を確認します。長いコーナーでは、回っているうちに進入時には見えていなかった場所が見えてくるので、コーナリング中にもう一度全体を確認して危険箇所を探します。カーブミラー等もしっかりチェックします。コーナー全体を確認して危険なものを発見して判断しつつ、行きたい方向を見ることが大切です。人間は行きたくない方向を見てしまいがちですが、見た方向に行ってしまうものです。危険箇所を確認したら、すぐにコーナーの出口を見るようにしましょう。

必ずしもアウトインアウトが最速ではない

公道では、コーナーのアールに沿って走ることが基本です。ラインが自由にとれるサーキット等ではアウトインアウトだと思っている人も多いと思いますが、自転車の場合はそうとも限りません。狭いコースではスピードを殺さずにすむアウトインアウトですが、サーキットのように道幅が広いところでは、アウトインアウトだと走りにムダが出てしまうことも多いからです。自転車は車より速度域が低いので、ミドルインミドルで事足りる場合も多いのです。自転車の場合、アールが大きいコーナーならインベタのほうが速いこともあります。状況ごとに正しい判断が必要になります。

ブラインドコーナーでは細心の注意を

左側に山肌がある左コーナーなど、峠にはブラインドコーナーも多いです。見通しの悪いコーナーではどんな予測をしているのでしょうか。ブラインドコーナーでは、左側ギリギリを走らないということを心がけましょう。もちろん自転車はキープレフトが基本です。でも路面の左端に何があるかわかりません。側溝があるかもしれませんし、砂利が浮いているかもしれません。落石があるかもしれません。歩行者がいるかもしれません。路上駐車の車がいるかもしれません。膨らみすぎてもいけませんが、もし何かあっても回避できるように心の準備はしておきましょう。

コーナーの入り口までにシフトダウンしておく

シフトダウンはコーナー手前で済ませておく必要があります。コーナー出口、ペダリングを再開する場所の状況にもよりますが、基本的にはコーナー入り口で2段くらいシフトダウンしておきましょう。自転車の場合は、例え下りでもコーナー入口より出口の方がスピードが上がっているということはほとんどありません。

前日の天候や季節要因も頭に入れておく

目の前にあるものだけを見て、行き当たりばったりで判断するだけではありません。前日の天候や季節要因等も頭に入れておくことは大切です。例えば、前日に強風が吹いたら枯れ葉が路面に落ちているかもしれません。雨上がりであれば砂利が路面に浮いている可能性が高いです。秋などは吹きだまりに落ち葉が積もっていることが考えられます。冬ならコーナーを曲がったところが凍っているかもしれません。特に峠道ではそういった影響が出やすいので注意が必要です。

直線部分でブレーキングは終わらせる

公道であれば、急減速をしなくても済むような場所から余裕のあるブレーキングを始め、直線部分でブレーキングを終わらせます。ブレーキングとコーナリングをオーバーラップさせないことが原則になります。

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