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理想のハンドルの選び方

自分に合った理想のハンドルを選ぶときのポイント

理想のハンドルの選び方
ドロップハンドルと一言に言っても、各部分のサイズはもちろん、ドロップ部の曲がり方やショルダー部のアールなど実に多種多様なハンドルがあります。自分にピッタリと合う運命の一本のハンドルと出合うには、どこに着目すればいいのでしょうか。またそのハンドルを使いこなすには、レバーをどこに取り付ければいいのでしょうか。数多くのロードバイクのハンドルのデザインを手がけてきたプロは、どういう基準でハンドルを選んでいるのでしょうか。

ハンドルは感覚で選ぶべきという結論

数多くのドロップハンドルのデザインを手がけてきたプロの結論としては、感覚で選ぶべきだと言っています。それはハンドルの握り心地はミリ単位で変わるものだからです。数字よりも体感的なところが大きいのです。だから感覚で選ぶしかないのです。これが好きと思ったらそのハンドルを使ってみればいいと思います。あとは自分がそのハンドルに馴染めるかどうかです。ただ、ハンドル選びのセオリーはあります。肩幅に対してあまりにも狭いハンドルなどはやめたほうがいいですが、セオリーに則っているならば、ぶっちゃけ好みになります。色々と試してみるしかありませんとのこと。
サドルなどと同様に、ハンドル選びにも正解はありません。実際に使ってみるしかないのです。しかし、正解への近道はあります。ハンドルの事をよりよく理解することです。まずはハンドルの形状についてです。ハンドルのカタログに載っているスペックは、クランプ径、重量、幅、リーチ、ドロップといったものですが、しかしそれだけでは測れません。ショルダー部の形状やドロップ部の曲がり方、フラット部の形状などチェックすべきポイントがたくさんあります。ドロップハンドルの各部分について詳しく解説していきます。

クランプ径

まず注意すべきは、ステムを取り付ける部分の直径です。以前は様々な規格が乱立していましたが、現在はノーマルサイズと呼ばれる26mmとオーバーサイズと呼ばれる31.8mmの2種類に収れんしつつあります。このクランプ径が太いほうが剛性を高くできるため、主流は31.8mmになっています。26mmは細身のスチールバイクなどに用いられることが多いです。イタリアのデダ社はさらに剛性を追求した新規格の35mm径のハンドルを作っています。当然各サイズ間に互換性はないので注意が必要です。

ドロップ

クランプ部分の中心からドロップ部の一番下の中心までの距離をさします。一般的に120mmから150mmが多いです。ドロップが小さいとドロップ部を握った時に前傾姿勢が浅くなるため、ビギナーや小柄のライダーに向いています。ドロップが大きいと深い前傾姿勢をとることができるため、大柄なライダーや前面投影面積を減らしたいライダーに適しています。ただ、同じドロップ表記でもラウンドタイプとコンパクトタイプでは実際に握る場所の高さが異なります。リーチと同じで実際に使ってみないと何とも言えない部分です。

ハンドル幅

ハンドルの横幅をさします。レバー取り付け部の中心から反対側の中心までの距離で表記するメーカーが多いですが、芯-芯○mmと表記します。デダ社のようにハンドルの外側から反対側の外側で測るメーカーもあります(外-外○mmと表記します)ので、選ぶ時には注意が必要です。芯-芯400mmは外-外420mmとだいたい同じサイズになります。サイズ展開は芯-芯380mmから440mmあたりが多いですが、海外メーカーは狭いサイズをラインナップしていないことも多いです。日本人に合わせた製品作りを行っているメーカーは360mmからのラインナップを用意しているものもあります。ハンドル幅の選び方については、基本的には握った時に腕が平行になるハンドル幅が良いでしょう。ただ、厳密な正解はありません。上半身の筋肉や体幹とのバランスを考えて、実際に使ってみながらしっくりくるものを選びましょうとのことです。ドロップを持った時にリラックスできるという効果を狙って、レバー取り付け部よりドロップ部の幅が広くなっているモデルも増えてきています。

リーチ

ハンドルのクランプ部中心からドロップ部先端までの水平距離をさします。リーチが長いとレバーやドロップ部までの距離が遠くなり、リーチが短ければ短いほどレバーやドロップ部が身体に近くなります。リーチの長さは60mmから120mmほどで、近年は80mm以下のショートリーチと呼ばれるハンドルが増えてきています。レバー位置を近くしたいだけならステムを短くすればいいように思えますが、ステムはできれば90mmから100mmにしてほしいところです。それに合わせてハンドルのリーチを決めるべきだと思います。また、リーチが短いとフラット部からブラケット部、ブラケット部からドロップ部が近くなるため、各ポジションの移動距離をできるだけ短くしたいというライダーに向いています。リーチを考える上で難しいのは、メーカーによって表記がバラバラだということです。基本的には、クランプ部のセンターとドロップ部の先端の中心までの距離です。レバー取り付け部までの距離ではないことに注意が必要です。ただ、ハンドルの角度によってリーチの数字は変わってしまいます。測り方次第でどうにでもなるとも言えます。ですのでカタログのリーチ表記の数字を横並びにして比べないほうが良いと思います。

ショルダー

ハンドルのフラット部からドロップ部へと繋がる部分です。リラックスするときに握ることが多いです。アールの大小のほか手が置きやすいように扁平加工されているものなど、各社の個性が見て取れる部分です。アールが小さいとショルダー部が身体に近くなるため、リラックスしたポジションをとることができて、レバーを近くに取り付ける事が可能になります。一方、ドロップ部を握った時に腕がショルダー部に接触してしまうというデメリットもあります。アールが大きいとショルダー部が遠くなるため、レバーの位置も遠くなります。主観的な言い方になりますが、上半身にしっかり筋肉が付いている人がアールの小さな怒り肩のハンドルを使うと、肩周りが力んでフォームが固定されてしまうと思います。そういうライダーはショルダー部のアールが大きいハンドルのほうが力を入れやすいのではないかと思います。上半身と下半身の力のバランスを意識しながら実際に使ってみるしかありません。

フラット

ヒルクライム時やリラックス時に握ることが多いハンドルのフラット部。上ハンドルとも呼ばれます。一直線になっているものが多いですが、前側にカーブさせて握った時にヒジが開くモデルや、逆に手前側にカーブさせて脇が閉まるようにしたハンドルもあります。ヒルクライム時にフラット部を握る人は脇が閉まったほうが力を発揮しやすいので、手前側にカーブしたハンドルのほうが合っていると思います。前側にカーブしていると脇が開くので、リラックスしたポジションをとることができます。

剛性

ハンドルの剛性の高低にも正解はなく、人それぞれだと言われています。剛性が低いほうが振動吸収性が高い傾向にありますが、一概にどちらがいいということはできません。剛性感は人によって評価が全然違います。綺麗にまっすぐハンドルを引ける人は剛性が低くても全く問題ないのですが、ハンドルをこねくり回しながら走る人は剛性を求める事が多いとのこと。ハンドル剛性も走り方によって正解が変わってきます。

素材

ハンドルの素材はカーボンとアルミの2種類にわけられます。もちろんカーボン製のほうが高価です。カーボンのほうが振動減衰に長けているというメリットがあります。アルミハンドルは信頼性があり、剛性が高くなりやすいです。また、アルミは曲げの限界があるのですが、カーボンは形状の自由度が高いので、複雑な形状のハンドルを作りやすいという側面もあります。

ハンドルは握り方を意識すると走りが変わる
ロードバイクはペダリング理論等下半身中心の動きに目がいきがちですが、手も重要です。ハンドルの握り方を意識することでロードバイクでの手の正しい使い方が分かりより楽に速く走れるようになります。


ハンドルの握り方を正せば上半身がうまく使える
ロードバイクで正しくハンドルを握ることができるようになると上半身の体幹をうまく使えるようになりペダリングも良くなります。上半身と下半身の連動がうまくできるようになるとより楽にライディングできるようになります。


ハンドルのドロップ形状を選ぶ
ロードバイクのドロップハンドルの形状について特徴を詳しく解説します。ロードバイクのドロップハンドルはカーボンハンドルの普及で様々な形状のものがありますが、大きく分類すると4種類にわけることができます。

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