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普段の走行で意識することでトラブルを回避するポイント

普段の走行でトラブルを回避するためのポイント

普段の走行で意識することでトラブルを回避するポイント
ロードバイク人口の増加やロードバイクの楽しみ方の多様性が増え、サイクルイベントにおける事故やトラブルも増加傾向にあります。しかし、よくよく考えてみるとロードバイクに一番長く乗っている時間というのは普段のサイクリングであったり、公道走行でのトレーニングだと思います。サイクルイベントは特殊な状況のため不慣れな状況で思わぬ事故やトラブルに遭遇することがありますが、普段の公道走行の環境でも周りの状況を見てみると色々と事故となりそうな状況やパンクなどのトラブルの原因となる要因がたくさんあります。普段公道をロードバイクで走行する時に少し周囲に気を配る事で多くの事故やトラブルを回避することができます。そのポイントについて解説します。

パンクは落車に直結するから常に気を付ける

多くのロードバイク乗りにとっては、サイクルイベントよりもトレーニングやサイクリング目的で日常走っている時間の方が長いはずです。危険を知らせるスタッフや救護班等の人たちは待機していません。そんな公道交通の中を走ることになるのです。それはサイクルイベント時よりも危険レベルは圧倒的に高い事を意味します。
ロードバイクで安全に走るためには、事前の準備は欠かせません。サイクルイベントに参加する前には事前にショップ等で整備してもらう方も多いと思いますが、普段トレーニングやサイクリングに出かける前にもロードバイクの各部分を自分自身で簡単に確認してから出かける習慣が大切です。特に注意してほしいのがタイヤです。もしコーナリング中にパンクすれば落車に繋がりますし、グリップしないほどタイヤが劣化していたらスリップダウンして転倒してしまうので非常に危険です。
出発前に何かしら問題を発見したら、スペアのタイヤに履き替えるか予備のホイールに交換、またはショップまで車や輪行で持っていって見てもらう必要があります。昨日も走れたから今日も大丈夫と出発前の点検を怠るのが危ないです。タイヤの空気圧については、乗る人の体重やタイヤの銘柄にもよりますが、乗り心地を優先して空気圧を低くしすぎるとリム打ちのパンクをしやすくなるので、適正値内で調整することが大切です。

走行前には必ずタイヤの状態と空気圧を確認する

ロードバイクで出かける時には、例え急いでいても前後輪のタイヤの状態と空気圧は必ずチェックしましょう。タイヤに異物が刺さっていないか、大きな裂け目はないか、空気圧は適正か等を確認します。タイヤによっては磨耗状況を確認できるスリップサインが付いているものがありますので、スリップサインを見てタイヤの摩耗状態を確認できます。タイヤが摩耗したまま走っていればそれだけパンクに遭遇するリスクは高くなります。昨日問題なく走れたから今日も大丈夫ではなく、毎回出発前にタイヤの状態をチェックする癖をつけるようにしましょう。

路面状況を見て適切な走行ラインを走る

道路は水はけをよくするために、センターラインから路肩に向かって1.5%~5.0%の横断勾配、つまり道路の断面はかまぼこ状になるように作られています。そのために雨が降った後は道路の左側に小石などがたまりやすくなっています。その中には鋭利なガラス片や金属片なども混じっていて、これらがタイヤに突き刺さる事でパンクします。自転車はキープレフトが原則ですが、あまりにも道路の左側を走行するとこういったガラス片や金属片がタイヤに刺さってパンクするリスクが高くなります。道路の左側に引かれているラインより人一人分くらいセンター側を走行するようにすれば、路肩のガラス片や金属片を避けてパンクのリスクを低くすることができます。通行量の多い公道でこの走行ラインで走行するのは後続の車に対して気が引けますが、遠慮して道路の左側を走りすぎてもしパンクして落車してしまったら、車に轢かれるような事故に遭遇してしまうかもしれません。道路状況を見て車に抜いてもらう時は左に寄り、通常に走行する時は元の走行ラインに戻る等状況に応じて自分が走行するラインを後続の車にアピールすることも大切になってきます。

段差には上手く対処する

タイヤのパンクで異物が刺さる以外で多いパターンがリム打ちによるパンクです。段差等に勢い良く突っ込むとタイヤが瞬間的に大きく潰れて、リムが直にチューブを傷つけてしまいパンクしてしまいます。上級者になると咄嗟にハンドルを引くなど、抜重することでリム打ちを回避することができます。集団走行しているなら、後続に対して早めにハンドサインや声かけで段差の存在を知らせる事。これだけでもパンクのリスクを大きく減らす事ができます。

後続の車に対して意思をハッキリ示す

ロードバイクの走行舞台は一般公道で、ここは車や歩行者も往来する混合交通の環境です。自転車に関係する交通法規の中には現実に即していないもの、さらにはグレーゾーンが多々存在します。それを承知の上で事故に遭わないための方法はどんな事があるのでしょうか。
後続の車のドライバーに自分の意思を伝える唯一の手段が手信号です。右に曲がるのか、左のコンビニに入るのか、それとも止まるのか。自分の意思はハンドサインでしか伝える事ができません。片手運転ができない人、できていてもふらついてしまう人は、後方確認も含めて安全な場所で練習しましょう。効率の良いペダリングの習得等ついつい自分自身のロードバイクに乗るためのスキルの練習に目がいってしまいますが、公道を安全に走行するためのスキルを身につける事も大切な事です。
車にとっての死角を知ることもロードバイクで公道で走行する時には知っておく必要があります。自身で車を運転する人はどんな位置が車の死角になるかは、理解していると思いますが車を運転しない若いロードバイク乗りの方には車から見た死角は意外と知られていないものです。他の車の動きを予測することも重要です。渋滞の車列をすり抜けて信号待ちの先頭に出るなら、ドライバーから見える位置に停止しないと左折で巻き込まれてしまいます。青信号で発進する時に、ちらっと後方を確認するのも安全に有効な手段の一つです。車の有無を確認し、場合によっては合図を出して車に追い越してもらう。そうしたコミュニケーションも大切になってきます。

ハンドサインで後続のドライバーに意思を示す

道路交通法において、運転者は右左折、停止、進路変更等をする時には、合図を出さないといけないと定められています。自転車にはウインカーやブレーキランプの装備義務がないので、ここで言う合図は手信号、ハンドサインになります。右左折の時は地面と平行に左右に腕を伸ばしハンドサインを出し、停止する時は右手で斜め下方向に手のひらを広げてハンドサインを出す事で停止することを合図します。自転車乗りの間で通用するハンドサインとしてお尻の部分に手のひらを出して停止の合図とする事がありますが、これは正式なハンドサインではありません。厳密には右左折や停止を完了するまでハンドサインは出し続けないといけません。

後方確認する習慣を徹底する

自転車にはバックミラーの装備義務がないので、後方を確認する時には振り返るしかありません。この時ベテランのライダーでもふらつく人がいますが、軽く振り向く時は肩越しに見て、それ以上なら腰に手を当てて後方を振り返ると車体を安定させて後方を確認することができます。進路変更する前等後続に車がいないか確認する時に後方を確認する癖を付けてハンドサインを出して安全に走行することで事故に遭うリスクを大きく減らす事ができます。

車との適切な位置関係を守る

路上駐車の取り締まりが強化されて、路上駐車している車が減って走りやすくなったとは言え、ロードバイクで公道を走行をしていると路上の左側に停車している車をパスする場面が多くあります。停車している車を発見したら、早めに後方に振り返って後続車両との距離や接近速度を確認します。接触しそうなタイミングならペダリングを止めて減速の意思をハンドサインで出して伝えつつ後続の車を先行させましょう。その後、ハンドサインを出して走行ラインを右側へ変更しましょう。
路上駐車の車両の側方を通過する時は、万が一右側のドアを開けられても接触しない程度の間隔を空けるようにしましょう。この時、対向車に注意を払う事も当然ですが、さらに追い越してくる後続車両や、逆走の自転車が路上駐車の車両の陰に隠れている可能性にも配慮しましょう。
路上駐車車両を追い越したら、ハンドサインを出して速やかに元の走行ラインへ戻りましょう。もし後続車両がこちらの追い越しを待っていてくれたら軽く会釈することができればスマートです。

車道左側のすり抜け時の注意点

交差点で左ウインカーを出している車列の左側をすり抜けていたら、信号が青に変わって巻き込まれたというケースがあります。他に車列の左側をすり抜ける時に注意する事としては、渋滞時のすり抜け時に突然前の車の助手席側のドアが開いて接触してしまうという事があります。特に渋滞中で左側にコンビニがあって、助手席の人がコンビニに買い出しに出る時に後方を確認することなくドアを開けてしまうことで起きる事故です。バス停近くの路線バスの動きにも注意が必要です。

信号待ちの車列をすり抜けるのはアリか?

ケースバイケースですが、交通量の少ない地域でロードバイクに乗っている自分たちを追い越した車が赤信号で止まっていたら、基本すり抜けません。どうせまたすぐ先で追い越されますし、その際、ロードバイクに乗っている自分と車のドライバー双方にリスクとストレスが発生するからです。反対に全体の車の流れが混雑ぎみの時は、車の動きに注意しながらすり抜けます。この時は同じようにすり抜けている自動二輪車や横断してきた歩行者が飛び出す可能性があるので注意が必要です。

意外と多い逆走してくる自転車

自転車は車道の左側部分を通行しなければならないと定められているのに、未だに減らないのが車道を逆走していくる自転車です。多くはまだ車や自動二輪の免許を持っていない若い学生であったり、ママチャリ、高齢者であったりするのですが、もし逆走自転車と衝突して相手にケガをさせてしまった場合、相手に非があったとしてもこちらが加害者になってしまう場合もあります。イラっとする気持ちを抑えてとりあえずは後方を確認して安全を確認した上で、こちらが右側に進路変更して避けてあげるようにしましょう。啓蒙のために逆走ですよと注意するのも時に必要な行動です。

前方の自転車を追い抜く時に注意すること

前方に自分より遅い速度で走行中の自転車を追い抜く時は、路上駐車の車を避ける時と同様に早めの後方確認をしてタイミングを図ります。前の自転車が停止したり右折する可能性もあるので注意が必要です。ハンドサインを出して後続の車へ進路変更の意思を示したら、右側を通りますなどと前方の自転車に声をかけます。交通量の少ない道路なら脚を止めてラチェット音を響かせるなど、接近を知らせるのも有効な方法です。右側ギリギリを通過すると相手が驚いてふらつき、それによって接触する可能性もあります。1m位の間隔を空けて余裕を持ってパスするのがスマートでしょう。

対自転車や歩行者でも事故になったら必ず警察に届ける事

車両の交通を原因とする人の死傷や物の損壊を交通事故と呼び、自転車も例外ではありません。加えてケガが軽微であっても、負傷者の救護と警察への報告が義務づけられています。その場から立ち去ればひき逃げという扱いになるので、立場はさらに悪化します。対自転車、歩行者と事故に遭ってしまったら必ず警察に届けるようにしましょう。

歩行者優先で余裕を持って安全に追い抜く事が大切

自転車事故の約87%は対車ですが、自転車相互、もしくは対歩行者の例もあります。件数自体は両方合わせて自転車事故全体の5%以下と少ないですが、対車と決定的に異なるのは、こちらが加害者になるケースが多いということです。さらに、相手が重軽傷を負う割合が高いということです。
自転車相互の事故では、被害者も何らかの違反をしていたというケースが6割以上というデータもあります。普段周りを見ていると自転車通学中の学生の多くが当たり前のようにイヤホンをしていたり、スマホとの合わせ技をしているケースも少なくないです。
昔よりだいぶ減ったものの、雨の日に傘をさして運転している人もちらほら見かけます。対車の場合、ハンドサインが唯一のコミュニケーション手段ですが、対自転車や対歩行者なら声かけや音でも意思を伝える事ができます。しかし、違反かどうかはさておき、イヤホンをしている自転車乗りに対してはこれが通用しません。そして、交通ルールを学ぶ機会のない学生は、道路を逆走する事が違反行為であり、なおかつ危険であることすら認識していない場合が多いです。
こうした自転車乗りや歩行者を追い抜く時はイヤホンの有無に関わらず声をかけ、大きく間隔を空けてパスしましょう。この時、後続の車が自分を追い抜くタイミングだった可能性もあるので、必ず後方確認のあとハンドサインを出しましょう。できるだけ心に余裕を持って走行することが大切です。

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