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平地と上りが苦手なサイクリストの疑問とは

多くのサイクリストが抱える疑問にプロのトレーナーの回答は

平地と上りが苦手なサイクリストの疑問とは
ロードバイクを趣味として楽しんでいる方ならば、誰しも速く走れるようになりたい、上りでも楽に上れるようになりたい、楽に遠くまでロングライドしたいと思っていると思います。しかし、現実は基礎体力が落ちてきている年齢がある程度いってしまっているホビーライダーは、ロードバイクで外で走っていて楽しいもののトレーニングとなると途端に億劫になってしまって、いつまでたってもロードバイクで速く走れるようになりません。そんな悩めるサイクリストがプロのトレーナーに疑問をぶつけたらどのような回答が返ってくるのでしょうか。

上りが嫌い坂を見ると心が折れるというメンタルはどうしたらよい?

上りが嫌い、坂を見ると心が折れるというメンタルの影響は確かにあります。ただ、何故そのようなメンタルになるのか、その原因を考えてみてください。

日本は山地で占めているから上りからは逃れられない

日本は国土の約73%を山地が占めています。そんな環境の中でスポーツサイクルを楽しむ以上、上り坂は避けて通ることはできません。サイクリストの間で坂バカと呼ばれている人たちにとっては、最高の環境と言えるでしょう。しかし、そもそも上り坂が嫌い、前方に見えただけで心が折れるという、上りアレルギーの人も一定数いるのです。
不思議なのは、そんな上り嫌いを公言する全ての人がヒルクライムで遅いかというと、中には驚くほど速い人もいます。本人に聞いてみると決して謙遜などではなく、根っから苦手だといいます。そして、その反対に、順位は下から数えたほうが早いくらいなのに、各地のヒルクライムレースに出るのが好きという人も多いのです。トレーニングしても毎年タイムは変わらないんですよねぇ、などと笑っています。
メンタルは確かに重要です。速い遅いに関わらず、上りが苦手だと思いこんでいる人は多いといいます。まず、そういう苦手意識を持つに至った経緯を考えます。得意・不得意の分野が明確なサイクリストの多くは、エンジンに例えると特性がピーキーと表現できますが、そうなってしまう最大の理由は、自分が踏みやすい、回しやすいギアでいつもトレーニングしてしまうからです。苦手なシチュエーションを克服するのであれば、出力を一定のまま10分ごとにケイデンスを毎分10回転づつ変えるとか、そういう練習が必要になるのです。

走りの基礎ができていないから苦手意識が芽生える

上り坂に入って漕ぎやすいケイデンスから外れた瞬間に、急に辛く感じてしまう。これが苦手意識を生む原因でしょう。自分なりにトレーニングしているつもりなのですが、そもそも走りの基礎ができていないのに、そこからフィジカルだけで上りを克服するのは相当大変です。絶対的なタイムは遅くても、以前より上れるようになったと思えればモチベーションは上がってくるものです。しかし、その反対だと間違いなく心が折れてしまいます。トレーニング時間を増やす前に、まずは身体の使い方が間違っていないかに気づきましょう。

パワーマネジメントをすることで上りを克服する

言われてみれば確かに納得できると思います。それに、上りが苦手な人ほど、そのカウンターとして平地が得意だと自認しているはずです。しかし、得意ゆえに平地で脚を酷使してしまい、峠に着いた時点ですでに脚が終わっていたという可能性もあるでしょう。要はパワーマネジメントが未熟なのです。

ヒルクライム中に景色を見て気分転換してみる

ヒルクライムレースも結構気持ちが重要です。上り坂でひたすら前走者のリアタイヤだけを見て走っていたら、それだけで体力的だけでなく気持ち的にも疲れてしまいます。そんな時は、周りの景色を見て気分を切り替えてみることをお勧めします。ヒルクライムは標高の高いところで開催されますから、天候さえ良ければどこも景色は良いです。そうやって自分で意識することも重要です。

体重や体型は走りのタイプにどれくらい影響するのか?

ロードバイクでの走りの基礎ができていれば、一般人レベルならあまり影響はありません。でもトップレベルなら話は別になります。

極端な体型はだめ

ロードバイクにおいて、体重と体型は走りに影響を及ぼす大前提となる要素であることは以前の記事で解説しました。しかし、その一方である程度のレベルまでならば顕著な差は出にくく、筋肉質で身体が大きいからといって極端に上りが遅いとか、ガリガリの細身だから極端に平地が遅いといったことは、走りの基礎がきちんとできているならばあまりないことも解説しました。とはいえ、私達庶民ライダーとしては、結局体重や体型ってどのくらいの程度で影響するものなの?と気になってしまうと思います。そこらへんの疑問についてはどうなのでしょうか。
一つ言えるのは、極端なのはだめということです。例えば、すごく太っている人は、やっぱり上りは辛くなるのは間違いありません。物理法則として当然のことと言えます。そういう人は、走りの基礎を身につけることはもちろんですが、まずは余計な脂肪を落とす事にも着手したほうがいいでしょう。

軽いギアでクルクルペダリングできれば上りは克服できる

一つの例として、体重30kg台の小学生と一緒に走ったとします。体重だけのアドバンテージですが、上りはやはり小学生は速いのです。しかし、やっぱりまだ子供でパワーがないので、大人たちがガツッとペースを上げると遅れてしまいます。長い上りの序盤だとみんな脚がフレッシュなので、いきがってガンガン踏みがちになってしまいます。そういう場面では小学生は遅れてしまうのです。ところが、中盤に差し掛かってきて大人たちがやや失速してくる頃になると追いついて、そして追い越していってしまうのです。軽いギアをひたすらクルクル回していれば、体重の軽さだけでそれなりにいけてしまう良い例でしょう。

本格的なレースシーンでは話は変わってきます

体重や体格がどの程度走りのタイプに影響するのかという点で、もう一つ言えるのは、最高局面で勝負するとなると影響がでてきやすいということです。ある程度のレベルまでなら、極端に太っていたり筋力が不足していなくて、かつ走りの基礎ができていれば、体重や体型であまり差はでません。ツールで活躍する選手の例を挙げれば、上りが強い細身の選手は平地でも遅くありません。クリス・フルームなんて逆に平地でのタイムトライアルもすごく速いです。逆に筋肉質で体重もあるM・キッテルのようなスプリンターでも、制限時間内に山岳ステージを走りきるくらいに十分上りも速いです。しかし、細身の人が平地でパワーのある人とトップ争いをしようとすると、それはかなり難しくなります。その逆もしかりで、筋肉質で体重のある選手が上りでクライマー選手と勝負をしようとすると、それはやはり難しいものがあります。結局のところは、まずはきちんと走りの基礎を身につけるのが先決の私達一般ライダーにとっては、極端でなければ気にしすぎる事はないということなのです。

平地が苦手上りが苦手それは何故なのか
平地はそこそこ走れるのに上りになると失速する。逆に上りはそこそこ速いのに平地での高速巡航が辛い。それは体型が原因だから?本当に体型だけで決めてしまっていいのでしょうか。平地の苦手と上りの苦手原因を掴むヒントを解説します。


平地が得意の人と苦手の人の特徴
平地のフォームを見れば何故平地が得意なのか。上りが苦手なのかが見えてくる。その原因は身体の柔軟性にありました。身体の柔軟性によって平地での高速巡航を色々阻害していました。平地が苦手という方の原因について解説します。


上りが得意の人と苦手の人の特徴
上りが苦手なのは体重が重めでパワー型だから仕方がない。それは本当なのでしょうか。上りは体重が軽い方が絶対に有利。それは変わりません。しかしその前に改善できる要素は沢山あります。上りが得意な人と苦手な人の特徴を解説します。


平地と上りそれぞれ苦手な人の傾向
平地が得意な人と上りが得意な人の傾向を解説します。しかし、そもそもロードバイクの基本的な乗り方が身についていないために苦手だと思っていた。自分の乗り方は本当にロードバイクの基本的な乗り方ができているのかを解説します。


平地と上りの苦手を克服するためのポイント
ロードバイクで平地も上りも速くなる一番の近道は走りの基本を身につける事です。ほとんどの人は走りの基本ができていないままパワートレーニングしてしまいます。走りの基本を身につけるためのポイントを解説します。


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