Last Updated 2023.11.07
BROMPTONの理想とするカスタムを紹介
BROMPTONのカスタム沼を発見してから、数多くのBROMPTONのカスタム動画を見てきたわけですが、BROMPTONをカスタムしていく上で一つの完成形として理想とするカスタムがあります。それは、フロントチェーンリングのダブル化です。私が今回購入したBROMPTONは6段変速(外装2段、内装3段)で、多くの坂道からスピードが速くできる平坦まで幅広くカバーできるギア編成なのですが、トップ側は十分なギアですが、登りに対応するギアが私のような貧脚サイクリストにとっては、もっと軽いギアが欲しいところです。そこで、フロントチェーンリングをダブル化して軽いギアを6速分一気に追加するというものです。
LORO TubeでカスタムされたM12RのBROMPTON
YouTube:LORO Tubeチャンネル
LORO サイクルワークス京都店のスタッフさんが公開しているLORO TubeというYouTubeチャンネルで紹介されているこのBROMPTONのカスタムがすごすぎて衝撃を受けました。
カスタムのベースとなっている車体は、ブラックラッカーというカラーで無塗装のフレームに錆止めのクリアを吹いて、フレームのろう接が見られるという希少なカラーです。そのブラックラッカーに、様々なカスタムパーツを取り付けているのですが、ひときわ目立つのがフロントのチェーンリングのダブル化です。
ホワイトインダストリーズのかっこいい無骨なチェーンリング
フロントダブル化で採用されたクランクとチェーンリングは、アメリカのホワイトインダストリーズという、ハブやクランクで有名なメーカーです。クランクやチェーンリングはアルミの削り出しで、無骨なものですが、それが逆にかっこよくて見入ってしまいます。
チェーンリングとクランクはセットになっていますが、個別に購入することもできます。
クランクはアルミ削り出しのポリッシュ仕上げで、眩しいほどの輝きです。
RIDEAからBROMPTON用のフロントメカ台座があります
BROMPTONは、フロントはシングルでフロントディレーラーを取り付けてフロントダブル化するようには設計されていません。フロントダブル化するには、まずフロントディレーラーを取り付けられるようにしないといけませんが、カスタムパーツで有名なRIDEA(リデア)からBROMPTON用にフロントディレーラーを取り付けるための台座がリリースされています。
RIDEAというとBROMPTONの他、小径車のカスタムパーツを数多く出しているのですが、そんなRIDEAがフロントディレーラー台座を出しているということは前からBROMPTONのフロントダブル化のニーズはあったということが伺えます。
フロントダブル化しても問題なく折りたためるBROMPTON
フロントダブル化して、問題となるのは2つあります。
一つはフロントディレーラーのシフトの取り付け位置。もう一つはフロントダブル化して折りたためるのか?ということです。1つ目の問題のフロントシフトは、他の変速シフターに依存するというのが答えになります。それは、BROMPTONが6速だった場合、外装変速機と内装変速機の2つのシフターがハンドルについていることになります。それに加えてフロントディレーラーのシフターを取り付けることになりますので、ハンドル部分がシフターでごちゃごちゃになりがちになります。本記事で紹介しているカスタム動画でも、フロントシフターはハンドル中央部になんとか取り付けているといった感じで、うまいこと取り付けるのは今でも課題のようです。
そして2つ目の問題、フロントダブル化しても折りたためるか?という問題は、結論から言いますと問題なく折りたためます。折りたたむ時の注意点も特になく、チェーンがどのギアに入っていても問題なく折りたためる様子がYouTubeから確認することができます。
フロントチェーンリング部分のチェーンは若干斜めにずれていますが、チェーンが完全に外れることはなく、BROMPTONを展開した時にチェーンのハマり具合が悪い場合でもクランクを半周回すことでチェーンを問題なく再度はめることができるようになっています。
フロントダブル化のカスタム時期は?
フロントダブル化のカスタムの実施時期については、現在まだ未定です。ですが、現在細かいカスタムから進めていっていて、
- ステムキャッチャー カスタム済み
- ヒンジクランプ カスタム済み
- シートポストクランプ カスタム済み
- キックスタンド カスタム済み
- イージーホイール
- フロントキャリアブロック
- Lタイプフロントフック
一部すでにカスタム済みのものもありますが、こういったカスタムを進めています。
細かいカスタムパーツとはいっても、BROMPTON用のカスタムパーツは一つ一つがそこそこの値段がしまして、私のお財布にボディブローのようにダメージを与えてきます。なので、一気にカスタムするのはフロントダブル化まで待って、それまではコツコツとカスタムを進めていこうと考えています。
あと、考えておかないといけないのは、2021年現在新型コロナの影響で原油高による輸送費の高騰、需要増による供給の不安定化、それによる納期の遅れを頭に入れておかないといけません。
特に世界的には原材料の高騰による価格の上昇、これは避けられない問題になりそうです。今、店舗で在庫しているものがなくなって新たに入荷待ちとなると納期が未定になるほか、価格も改定される可能性が高くなります。となると、先にパーツだけ購入して取り付けはLORO世田谷に持ち込んで取り付けてもらうなどの対応も必要になるかもしれません。
そこは、臨機応変に対応してカスタムパーツを確保しておこうと考えております。