Last Updated 2020.12.22
バイクパッキング-フレームバッグの選び方
バイクパッキングはサドルバッグへ注目しがちですが、フレームバッグも容量がありロードバイクに積載するトータルの容量を確保する時には有効なバッグです。
フレームバッグはロードバイクのフレーム中心に位置するため重心の変化が少なく走行中に振られることが無いメリットがあります。本記事では主要なメーカーのフレームバッグを取り上げていきます。
バイクパッキングとは
バイクパッキングについての説明ついては前に記事にしていますのでそちらの記事をご覧ください。
バイクパッキングではサドルバッグでもかなりの容量を積載できるのが特徴ですが、合わせてフレームバッグも付けることでさらに積載容量を確保することができます。サドルバッグとフレームバッグを合わせれば20L以上の容量を確保することができて、1週間から2週間程度の旅行も可能になります。
フレームバッグ
トップチューブ部分にベルクロ等のベルトで固定してトップチューブ・ダウンチューブ・シートチューブのトライアングルのスペースを活用して荷物を積むスペースを確保します。
バイクパッキングを展開しているブランドは多くはサドルバッグの他にもフレームバッグも展開しています。
アピデュラ(Apidura)
サドルバッグで大容量のバッグで一気にその知名度を上げたアピデュラですが、アピデュラはバイクパッキングとして総合的にバッグを展開しています。フレームバッグについてもロードバイク用・マウンテンバイク用と自転車の種類に応じて形やサイズも展開しており自分に合ったフレームバッグを見つけやすいと思います。
※以前のフレームバッグはラインナップが刷新されて、エクスペディションフレームパックとなっています。
サイズ | 3L | 4.5L | 5.3L | 6.5L |
---|---|---|---|---|
容量 | 3L | 4.5L | 5.3L | 6.5L |
重量 | 145g | 170g | 200g | 210g |
使用条件 | 横43cm×縦14cm×下部横28cm | 横46cm×縦15cm×下部横28cm | 横51cm×縦17cm×下部横33cm | 横50cm×縦17cm×下部横39cm |
価格 | 日本国内12,900円 | 日本国内13,200円 | 日本国内13,500円 | 日本国内14,100円 |
アピデュラのフレームバッグはロードバイクのフレームサイズに合わせて3サイズ展開しています。
ロードバイクのトップチューブ・ダウンチューブ・シートチューブの内側トライアングルのサイズを測ってご自分のロードバイクに合ったサイズを選べます。
アピデュラのバッグはサドルバッグ同様日本国内での流通が少ないため、メーカーサイトから海外直販がおすすめです。海外通販に抵抗のある方はお近くのプロショップで取り寄せできないかお問い合わせしてみると良いと思います。
レベレイトデザイン
バイクパッキングの先駆けレベレイトデザインからもフレームバッグが展開されています。
サイズは3種類でロードバイクのフレームサイズに合わせてサイズを選ぶことができます。
レベレイトデザインについては日本国内で有名なのである程度ショップでの入手が容易です。
サイズ | Tangle Frame Bag-L | Tangle Frame Bag-M | Tangle Frame Bag-S |
---|---|---|---|
容量 | – | – | – |
重量 | – | – | – |
使用条件 | 横56cm×縦17cm トップチューブ長560mm~620mm | 横50cm×縦12cm トップチューブ長550mm~580mm | 横44cm×縦11cm トップチューブ長520mm~560mm |
価格 | 12,224円 | 15,799円 | 15,799円 |
レベレイトデザインのフレームバッグはバッグを付けていてもボトルを使用できる程度のスペースを確保しているのが特長です。普段使いの時でも邪魔になるようなことなく使用できます。
防水生地と止水ジップにより防水性も高い性能になっています。
ブラックバーン(Blackburn)
日本ではまだあまり知名度が無い印象のブラックバーンですが、フレームバッグについてはフレームサイズに合わせて2サイズ展開しています。
ブラックバーンのフレームバッグは下部のジップを開放することによって容量を増量することができます。
その時はボトルを収納スペースが無くなるため、ボトルを収納するスペースをサドル等に移動させるような工夫が必要です。
サイズ | FRAME BAG LARGE | FRAME BAG MEDIUM |
---|---|---|
容量 | 6.95L | 5.8L |
重量 | 400g | 380g |
使用条件 | 横48cm×縦16cm×幅6.5cm | 横42cm×縦16cm×幅6.5cm |
価格 | 6,367円 | 6,346円 |
フレームバッグ上部のベルクロは取り外し可能でトップチューブに取り付ける位置を調節可能です。
下部のジップ開放で容量増量できる他、ハイドレーションホール付きでバッグ内にボトルを収納しておくことでホースから水分補給も取ることができる構造になっています。
ジャイアント(GIANT)
ジャイアントからはフレームバッグが3サイズ展開されています。
ジャイアントのフレームバッグはサイズによってフレーム内の専有面積が変わりますので、大きいサイズを選ぶと自動的にボトルを収納するスペースがなくなりますので注意が必要です。
サイズ | SCOUT FRAME BAG L | SCOUT FRAME BAG M | SCOUT FRAME BAG S |
---|---|---|---|
容量 | 8.2L | 6.9L | 4.2L |
重量 | 395g | 335g | 240g |
使用条件 | 横46cm×縦31cm×幅8.5cm | 横44.5cm×縦23cm×幅8.5cm | 横38cm×縦15cm×幅8.5cm |
価格 | 6,000円 (税抜) | 5,500円 (税抜) | 5,000円 (税抜) |
ジャイアントのフレームバッグは他のメーカーとコンセプトが違い、基本的にはフレーム内のトライアングルを全て専有するような作りになっています。そのためバッグ自体の容量は多いもののボトルが収納できないという弊害が起こります。あえてSサイズを選んでボトルをボトルケージに収納するスペースを確保するという選び方もいいと思います。
長距離ツーリングする時のフレームバッグの有用性
バイクパッキングでは大容量のサドルバッグに注目されがちですが、トータルの積載量を稼ぐためにフレームバッグも導入するのは有用だと思います。
ただし、バッグの形状によってはボトルがボトルケージに収納できないといった弊害もあるため、長距離ツーリングする時の水分補給を走行中に行うか止まってフレームバッグ等からボトルを取り出して補給するかといった選択が必要になると思います。
フレームバッグは取り付け位置の関係でロードバイクの中心に重心がくるので走行中に振られないというメリットがあるため、長距離ツーリングで積載を稼ぎたい方はぜひ導入を検討してみても良いと思います。
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