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ロードバイクのテールライトの選び方は点灯時間で考える

Last Updated 2021.02.03

ロードバイクのテールライトの選び方のポイント

ロードバイクのテールライトヘッダ
夜にロードバイクに乗っていると感じるのは、後方の車やバイク等から前方のロードバイクは意外と視認されにくいということです。自分が車に乗っている時等テールライトを点灯させていないロードバイクやクロスバイクは、車のヘッドライトが前方のロードバイクやクロスバイクを照らすまで気づきにくく危険だなと感じる時があります。

ロードバイクやクロスバイクに乗っている本人は、車やバイクはヘッドライトで照らして気づいてくれるだろうと思っているのかもしれませんが、車やバイクはテールライトを点灯していないロードバイクやクロスバイクには気づきにくいという認識のズレがあります。

ブルベや長距離サイクリングをする人だけではなく、夜間走行する人は必ずテールライトを点灯させて自分の存在を周囲にアピールしましょう。ヘッドライトが明るくてもテールライトが点灯していないと危険です。
オーバーナイトランや街灯の無いような暗い道でも、問題の無い安全面重視のテールライトの選び方のポイントを挙げていきたいと思います。

ロードバイクのテールライトの選び方は点灯時間の長さを重視する

ロードバイク用のテールライトは、デザイン重視であったり明るさ重視であったりとテールライトのコンセプトが様々あります。最近はテールライトもヘッドライトと同様に明るさを追求したモデルが数多く出ており、テールライトで100ルーメンの明るさがあるモデルもあります。

ブルベや長距離サイクリングでテールライトが明るいというのは、安全面で非常にメリットがあるのですが一方でデメリットがあります。それは点灯時間が短いということです。
点灯ハイモードは平均して1時間~3時間、点灯ローモードで3時間~5時間とテールライトを点灯モードにしているとオーバーナイトランのような夜通し走る時には電池が持ちません。
ブルベや長距離サイクリングをする視点でテールライトの選び方を考えると、明るさよりも点灯時間の長さを重視した選び方が必要になってきます。

特にブルベに参加することを考えている人は、テールライトは点灯することが義務付けられていますので、点滅モードではなく点灯モードでの明るさや持続時間を重視したテールライトの選び方をしましょう。

テールライトは乾電池式かmicroUSB充電式か

テールライトの大まかな分類として乾電池を使用するものと、内蔵充電池式でmicroUSBで充電して使用するものがあります。乾電池モデルと内臓充電池モデルの大まかな特徴を挙げていきます。

乾電池式テールライトの特徴
  • 点灯モードでの持続時間が長いモデルが多い(点灯モードで40時間の製品もある)
  • 明るさは内蔵充電池式に比べると暗い
  • 充電式乾電池を使用すれば電池切れ時に交換して長時間点灯モードの使用が可能
  • 電池切れ時もコンビニ等で交換用電池の入手が簡単
内蔵充電池式テールライトの特徴
  • 点灯モードでの持続時間が短いモデルが多い(点灯モードで長くても5時間位)
  • 明るさは乾電池式に比べて明るいモデルが多い
  • 充電切れ時は本体ごとmicroUSBでの充電が必要になる
  • 充電切れ時は本体を満充電したものと交換するか別のテールライトを使用しないといけない

ブルベや長距離サイクリングでは乾電池式のテールライトがおすすめ

夜にロードバイクで走行する事が少ない人は、明るさやデザイン重視でテールライトを選んでも問題ないのですが、ブルベや長距離サイクリングで夜間走行やオーバーナイトランが必要な人にとっては、乾電池式のテールライトを選ぶ方が良いと私は考えています。

点灯時間の長さと乾電池式で簡単に電池を交換できるというのは、夜間走行の安全面で安心できることでしょう。
乾電池を充電池に変えれば、繰り返し充電して使用できて経済的ですし交換用の充電池も用意しておけば、万が一電池切れの時も安心です。

ブルベや長距離サイクリングのおすすめテールライト

ロードバイクのテールライトヘッダ2
ブルベや長距離サイクリングでオーバーナイトランを想定した時に、おすすめできるテールライトを紹介します。

CAT EYE(キャットアイ)

キャットアイの「セーフティライト」をご紹介します。
OMNI 5(オムニ5)TL-LD155-R

使用電池:単4形乾電池2本
使用時間:点灯60時間 点滅90時間 ラピッド120時間
取り付けバンド径:直径12.0mm~32.0mm

単4形乾電池使用で点灯60時間はテールライトの中でもトップクラスの持続時間です。
LED5個で明るさも十分ありロードバイクの最初のテールライトにもおすすめできます。

TL-LD170-R

使用電池:単4形乾電池2本
使用時間:点灯30時間 点滅200時間
取り付けバンド径:16.0mm~40.0mm

点灯時間30時間は乾電池式では標準レベルです。
LED3個で明るさは最低限といったところだと思います。
縦長なので取り付け場所に迷うかと思います。
個人的にはシートステイに取り付けるとスッキリするかなと思います。

RAPID 5(ラピッド5)TL-LD650

使用電池:単4形乾電池2本
使用時間:点灯15時間 点滅100時間 パルス50時間 ラピッド50時間
取り付けバンド径:12.0mm~32.0mm

点灯15時間は乾電池式としては短いです。
オーバーナイトランをする時には予備の充電池を用意する必要があると思います。
パルスモードという点灯しながら明滅するモードがあり、テールライトを2つ以上付けている時は一つを常時点灯モード、もう一つをこのパルスモードの補助灯とすれば安全面は上がると思います。
高輝度LED 5個内蔵なので明るさは十分です。

RAPID 3 AUTO(ラピッド3 オート)TL-AU630

使用電池:単3形乾電池1本
使用時間:点灯3時間 点滅80時間 ラピッド20時間
取り付けバンド径:12.0mm~32.0mm

点灯3時間は短く乾電池式であってもあまり使えません。
しかし、このRAPID 3 AUTOの特徴として明るさと振動センサー内蔵により、走行中トンネルに入る等暗くなった時に自動点灯してくれる機能があります。
メインのテールライトとしては持続時間が短く使えませんが、自動点灯の機能を活用して2個目の補助灯としては活用できると思います。

リフレックスオート TL-LD570-R

使用電池:単4形乾電池2本
使用時間:点灯30時間 点滅100時間 ラピッド60時間
取り付けバンド径:21.5mm~31.8mm

点灯30時間は乾電池式としては標準です。
しかもRAPID 3 AUTOと同じ明るさと振動センサーを内蔵していて自動点灯もしてくれる優れものです。
トンネル走行時や日没時に自動で点灯してくれるのは安全面でメリットとなると思います。
また、リフレクターも搭載しているため、これ一つでLEDテールライトとリフレクターの両方の役割を果たしてくれます。

Topeak(トピーク)

RedLite Aero(レッドライト エアロ)

使用電池:単4形乾電池1本
使用時間:点灯40時間 点滅80時間
取り付けバンド径:25.4mm~31.8mm 31.8mm~34.9mm

レッドライト エアロは乾電池式と内蔵充電池式のものがありますが、これは乾電池式になります。
点灯40時間は乾電池式としては長いです。
LED3個と明るさは少々暗めですが、シートステイの左右に1つづつ付けて2灯点灯させればデメリットは解消されます。使用電池が単4形1本なので、交換用電池も少なく済みますので長時間駆動させられるのはメリットです。

RedLite Mega(レッドライト メガ)

使用電池:単4形乾電池2本
使用時間:点灯50時間 点滅100時間 パターン点灯100時間 他パターンあり
取り付けバンド径:22.2mm~26.2mm 26.2mm~31.8mm

点灯50時間は乾電池式でもトップクラスの持続時間です。
縦長の取り付け方になるので取り付け場所はシートポストなどに限られます。
シートポストに取り付ければメインのテールライトとして使えますが、サドルバッグへの取り付けはブルベの規定ではNGですのでブルベで使用する時にはメインでフレームに固定したテールライトが必要になります。

RedLite Race(レッドライト レース)

使用電池:CR2032リチウム電池2個
使用時間:点灯70時間 点滅140時間
取り付けバンド径:25.4mm~31.8mm 31.8mm~34.9mm

点灯70時間はテールライトとしてはトップクラスです。
CR2032のボタン電池を使用するため、充電池が使えないので経済的なコストパフォーマンスは悪いです。
見た目がコンパクトなので、点灯時間と見た目を両立したい方へはおすすめできます。

RedLite II(レッドライト II)

使用電池:CR2032リチウム電池2個
使用時間:点灯60時間 点滅100時間
取り付けバンド径:22.2mm~26.2mm 26.2mm~31.8mm

点灯60時間はテールライトとしてはトップクラスです。
CR2032のボタン電池を使用するため、充電池が使えないので経済的なコストパフォーマンスは悪いです。
見た目と点灯時間の両立をしたい方にはおすすめできます。

Blackburn(ブラックバーン)

Blackburn ブラックバーンの日本正規輸入代理店。アメリカがバイシクルツーリングブームに沸いた1970年代。 工業デザイナーであったジム・ブラックバーンによって生み出されたひとつの革新的バイシクルラックがあります。その美しく堅牢で驚くほど軽いアルミ製のラックは、重くて当然とされてきたバイシクルラックに革新をもたらしました。
LOCAL 10 REAR(ローカル10リア)

使用電池:単3形乾電池2本
使用時間:点灯70時間 点滅140時間
取り付けバンド径:不明(本体付属のシリコンバンドによる取り付け)

点灯70時間はテールライトとしてはトップクラスです。
単3形乾電池使用のため、充電池を使用すれば長時間駆動も可能です。
縦長のため、取り付け位置としてはシートポストやシートステイになると思います。
取り付けバンド径が公表されていないので、一般的なハンドル径31.8mmまでの径を想定したほうが良さそうです。

CLICK REAR LIGHT(クリックリアライト)

使用電池:CR2032リチウム電池2個
使用時間:点灯70時間 点滅140時間
取付バンド径:不明(本体付属のシリコンバンドによる取り付け)

点灯70時間はテールライトとしてトップクラスです。
CR2032のボタン電池を使用するため、充電池が使えないので経済的なコストパフォーマンスは悪いです。
見た目がコンパクトですっきりしているので、見た目と点灯時間を両立したい方へはおすすめできます。

乾電池式なら長時間点灯できるテールライトは多くあります

本記事で挙げたテールライトは日本国内で結構有名なメーカーを取り上げて紹介しました。
点灯時間と乾電池式を重視して取り上げてみましたが、思ったより種類が多く自分でも驚いています。
最近のテールライトは内蔵充電池式・明るさ重視の傾向と思っていたので、いい意味で予想を裏切られました。
テールライトはヘッドライトに比べ軽視しがちですが、後方の車やバイクから視認されることは安全面で大切ですから本記事を参考にテールライトを選んでみてください。

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