注目の記事 PICK UP

エントリーグレードのカーボンクリンチャーホイール

10万円台のカーボンクリンチャーホイールは使えるのか

エントリーグレードのカーボンクリンチャーホイール
カーボンホイールというとレース志向の方の決戦用ホイールとして、ちょっと前までは30万円~50万円という超高額なホイールばかりでしたが、2017年になって完成車に付属でアッセンブルされる等、決戦用ではなく日常的な使用に耐えられる耐久性と技術の進歩による低価格化でとうとう10万円台のカーボンホイールまで出てくるようになりました。そんな低価格化による10万円台のカーボンクリンチャーホイールは果たして本当に使えるホイールなのか。注目のモデルをピックアップします。

サクラサイクリング 38mm フルカーボンホイール

4G-38 ロードホイール - SACRA Cycling
宇宙航空研究開発機構JAXA風洞でエアロ性能を実証!コンピュータ空力解析を駆使したホイールは前方はもちろん横風にも低い抵抗であおられません!ブレーキ面には900℃の高温に耐えるガラス繊維を用いることで耐熱性と耐磨耗性を向上させています...

シマノのホイールの設計をしていたエンジニア達が立ち上げた日本のロードバイクパーツメーカーがサクラサイクリングです。サクラサイクリングは12万円~13万円台という低価格カーボンホイールをリリースして注目を集めています。リムハイト50mmと38mmにそれぞれチューブラーとクリンチャーのモデルが用意されますが、これは38mmハイトのクリンチャーモデルです。コンセプトはエアロ特化です。リム形状に拘り大手メーカーに負けない扱いやすさと空力性能を実現しました。それなりの重量があるので軽快感に富むタイプではありませんがバランスが良いのが特徴です。カーボンクリンチャーらしい力強さがあり、パワフルに進みます。空力性能、巡航性能、高速域の加速性能は価格以上の性能があります。剛性の高いワイドリムの特性が生きたホイールで、強い転がり感がありながらも滑らかに進みます。リムハイトとスポーク数のわりに空力が良いので、転がりの強さとパワフルな高速巡航ができます。価格を考えると驚きの性能を持っているホイールです。

サクラサイクリング 38mm フルカーボンホイール
実測重量:フロント704g、リア885g(クイックなし、シマノフリー)
スポーク:フロント20本、リア24本
リム高:38mm
リム幅:25mm
価格:134,000円

フルクラム レーシングクアトロ カーボン

スピード40Cとほぼ同じリム形状と同じスポークパターンにしながらも、ハブをアルミにして価格15万円台を実現したモデルです。スピード40Cのリムは3Kフィニッシュ、クアトロカーボンはUDフィニッシュですが、これが重量や剛性に差をつけるためなのか、表層のみなのかは公表されていません。カーボンらしからぬダイレクト感があり、ペダルへの入力と同時に反応する俊敏性はスピード40Cと遜色のないレベルにあります。乗り心地の面で多少のザラつき感があるものの、跳ねてタイヤの接地感が希薄になるようなものではありません。平地の高速域からのダッシュやペースアップの反応が良く、リム部分の慣性が生きて強い転がりを生み出しています。高密度の硬いリムで組まれたソリッド感の強いホイールになっています。ダイレクトなペダリングフィールがあり、ペダリングパワーが瞬時に推進力に変わるレスポンスの良さがあります。高負荷・高速域の加速はクアトロカーボンの方がスピード40Cより力強さを感じます。上りの走りも十分軽快さがあるので、オールラウンドな速さを持っています。

フルクラム レーシングクアトロ カーボン
実測重量:フロント665g、リア833g(クイックなし、シマノフリー)
スポーク:フロント18本、リア21本
リム高:40mm
リム幅:24.2mm
価格:153,000円

ジャイアント SLR1ホイールシステム

2017 Giant Bicycle [ SLR 1 WHEELSYSTEM ]
RIDE LIFE. RIDE GIANT. わたしたちGIANTは、魅力的で幅広い製品ラインナップを通じて、世界中の人々を自転車というすばらしい冒険へと駆り立ててまいります。

世界有数の自転車総合メーカージャイアントがリリースするオリジナルのカーボンクリンチャーホイールです。ダイナミック・バランス・レーシングというジャイアント独自のスポークパターンが特徴のカーボンクリンチャーホイールです。基本的なスポークパターンは2:1なのですが、フリー側のスポーク位置、長さ、太さ、テンションが前後で非対称になっており、駆動力がかかった時にスポークテンションが均一になるように組まれています。見た目は地味ですが、後輪のスポークパターンを見るととても凝った設計で驚かされます。SLR0と比べると価格差なりの性能差があるように思いますが、それでもこの素直さとバランス感は素晴らしいものです。この価格帯のホイールには珍しい上質さのある走りが特徴で、どこまでも気持ちよく走ることができます。個性的ではありませんが、常用ホイールとして使うならかなり良い仕事をしてくれるはずです。制動性能もさほど悪くありません。ホイール剛性は高くないもののバランスが良いので、踏み味に対してはパワーロスがある感覚は少なく、ふわりと軽い質感で滑らかに転がってくれます。平地の高速ライドよりもアップダウンのあるコース向きで、ケイデンス重視で一定ペースで刻むとスーッと軽く駆け上がります。

ジャイアント SLR1ホイールシステム
実測重量:フロント645g、リア811g(クイックなし、シマノフリー)
スポーク:フロント16本、リア21本
リム高:30mm
リム幅:23mm
価格:フロント70,000円、リア80,000円

イメージ プロジェクト167CM

プロジェクト167 | Imezi
167ホイールセットは最も高性能なホイール設計に着目した、手組みのフルカーボン・クリンチャー・ホイールセットです。 ギガンテックス社のリムと、サーカス・モンキー社のハブを採用し、高品質・高性能なサイクリストのハイパフォーマンスを実現する商品となって...

2016年日本に誕生したパーツブランドです。価格が11万円台という驚きの激安カーボンクリンチャーホイールです。有名ブランドのリム製造を行う大手リムメーカー、台湾のギガンテックス社のWH-167リムと、サーカスモンキー社のハブを使用しています。リムは耐熱性に優れた樹脂を使って頑丈に作られており、レースはもちろん毎日のトレーニングにも耐えるように設計されています。今後、より高性能なハブを用いた上位モデルを展開する予定との事です。重量がかさむので勾配のきつい上りは得意ではありませんが、前輪に動きの軽さがあるせいかダンシングをしてスピードで押し切れるような上りは、スペックの割に軽く進んでくれます。平地はリムハイトの高さと慣性の大きさを活かして、脚を温存しながら高速を維持できます。ざらついたブレーキタッチなど総合的な性能は一世代前ですが、この価格でカーボンクリンチャーホイールを手にできると考えれば十分に価値のあるものです。

イメージ プロジェクト167CM
実測重量:フロント801g、リア984g(クイックなし、シマノフリー)
スポーク:フロント20本、リア24本
リム高:55mm
リム幅:23.5mm
価格:119,000円

エントリーグレードはアルミハイエンドと比較する

エントリーグレードのカーボンクリンチャーホイールは重量面や価格面でアルミホイールのハイエンドモデルとの比較になります。決戦用としては重量面でミドルグレードのカーボンクリンチャーよりも明らかに重たいため、比較対象としてはアルミホイールのハイエンドモデルになります。ご自分の使用目的がレースで、予算面ではアルミホイールのハイエンドモデルを選択するのも選択肢の一つになります。しかし、常用としてカーボンホイールを使用してアルミホイールよりも乗り心地や性能を重視したいとなるとエントリーグレードのカーボンクリンチャーホイールが視野に入ってきます。エントリーグレードのカーボンクリンチャーはそういった事も考えられているのか、普段の使用でも耐えられる耐久性と剛性のバランスのとれたモデルが多く、普段からカーボンホイールのフィーリングに慣れておきたいというユーザーであればエントリーグレードのカーボンホイールはその期待に応えてくれると思います。

ロードバイクライフ
ロードバイクの最新情報とブルベの世界の情報を発信するロードバイクメディア


ミドルグレードのカーボンクリンチャーホイール
2017年注目のミドルグレードのカーボンクリンチャーホイールをピックアップします。ミドルグレードのカーボンクリンチャーホイールは数多くリリースされており価格と性能・重量のバランスが良いモデルが数多くリリースされています。

関連記事

  1. サイクルコンピュータアイキャッチ

    ロードバイク初心者が考えるサイクルコンピュータの選び方

  2. ワールドサイクルスマートポーチアイキャッチ

    ブルベカード入れにもなる財布一体型ポーチがワールドサイクルから発売

  3. ロードバイク用度付き対応のスポーツアイウェア

    ロードバイク用度付き対応のスポーツアイウェア

  4. パールイズミのバックパック

    パールイズミがサイクリング用バックパックを発表

  5. ロードバイクにおすすめの小さめなサドルバッグ10選

    ロードバイクにおすすめの小さめなサドルバッグ10選

  6. フィジークのスパインコンセプトエボアプリで適正サドル探す

    フィジークのスパインコンセプトエボアプリで適正サドル探す

  7. Garmin EDGE 820J

    Garmin EDGE 820Jでバッテリー消費を抑える設定

  8. パールイズミ2017年秋冬モデルアイキャッチ

    パールイズミ2017年秋冬モデルから注目モデルをピックアップ

  9. Knog Oiベルアイキャッチ

    Knog Oi (ノグ・オイ)ノグからスタイリッシュなベルが出ていた

特集記事

  1. インドアサイクリングZWIFTを始めるのに必要なもの インドアサイクリングZWIFTを始めるのに必要なもの
  2. BizVektor(ビズベクトル)SEO対策万全の大規模サイト向け無料テーマアイキャッチ BizVektor(ビズベクトル)SEO対策万全の大規模サイト向け無料テーマ
  3. お名前.comアイキャッチ お名前.comで取得したドメインのDNS設定をする-CORESERVER編
  4. ワールドサイクルのR250フロントポーチラージ試用レビュー ワールドサイクルのR250フロントポーチラージ試用レビュー
  5. Google Language Translatorを使ってプチ多言語サイト化してみた Google Language Translatorを使ってプチ多言語サイト化し…
  6. WordPressにおける投稿ページと固定ページの違い WordPressにおける投稿ページと固定ページの違い
  7. ブルベにエントリーするアイキャッチ ブルベにエントリーする
  8. ワールドサイクルのR250防水スマートライドポーチ試用レビュー ワールドサイクルのR250防水スマートライドポーチ試用レビュー
  9. 2017年予算20万円のロードバイクアイキャッチ 2017年版予算20万円で買えるロードバイク
  10. ヘブンウィークブルベアイキャッチ AJ神奈川主催のヘブンウィークブルベ-イザベラ・バードBRM429

PICK UP記事

  1. ロードバイク乗車時の具体的な呼吸法とは何か おすすめロードバイクプロショップ-新宿周辺
  2. カンパニョーロゾンダアイキャッチ CampagnoloZONDAがWiggleで42,564円
  3. 東レがカーボンを値上げ来年モデルの価格に影響か ロードバイク初心者が失敗しないロードバイクの選び方
  4. ロードバイクの盗難対策におすすめペダルノート ロードバイクでサイクルウェアを何故着るのか
  5. 3つ目のボトルケージ ELITE VIPボトルケージクリップ ブルベの装備-ロードバイク初心者が辿り着いたブルベ用装備
  6. ロードバイクの盗難対策におすすめペダルノート ロードバイクの盗難対策におすすめペダルノート
  7. 女性が参加しやすく楽しめるサイクルイベントシクロクエスト 女性が参加しやすく楽しめるサイクルイベントシクロクエスト
  8. CATEYE VOLT 800アイキャッチ ロードバイクのヘッドライトにVOLT 800をおすすめする理由
  9. ロードバイク乗りと相性の良いおすすめクレジットカード ロードバイク乗りと相性の良いおすすめクレジットカード
  10. 女性のためのロードバイクの選び方 女性のためのロードバイクの選び方

おすすめ記事

  1. 雨に降られた後にやるべきお掃除メンテナンス
  2. ろんぐらいだぁす!聖地巡礼
  3. ブルベエントリー情報一覧6月開催アイキャッチ
  4. ワールドサイクルのR250サイクル反射ベスト試用レビュー
  5. 冬場のオフトレーニングのすすめ
  6. コスパだけじゃないジャイアントのTCRシリーズの真価とは
  7. スペシャライズドのプレミアムフィッティング販売システム
  8. ワールドサイクルのR250ツールケーススリムロングタイプ試用レビュー
  9. ZOFFアスリートロゴアイキャッチ
  10. SPD-SLクリート調整アイキャッチ

Twitter

最近の記事

  1. 女性が参加しやすく楽しめるサイクルイベントシクロクエスト
  2. ブルベエントリー情報一覧
  3. ブルベエントリー情報一覧
  4. ブルベエントリー情報一覧
  5. ブルベエントリー情報一覧
  6. ブルベエントリー情報一覧
  7. ブルベエントリー情報一覧
  8. ブルベエントリー情報一覧
  9. ブルベエントリー情報一覧
  10. 2018年版予算20万円で買えるロードバイク

人気記事

  1. 女性が参加しやすく楽しめるサイクルイベントシクロクエスト
PAGE TOP
Translate »