Last Updated 2017.04.19
ろんぐらいだぁす!の高宮 紗希の目標はなんとパリ・ブレスト・パリ
ろんぐらいだぁす!第12話で高宮 紗希が大学へ行かずにロードバイクで各地を長距離サイクリングしている理由が、パリ・ブレスト・パリ完走目標のために走り続けているということがわかりました。
パリ・ブレスト・パリについては下記記事をご覧になってください。
最終話のしまなみ海道編も高宮 紗希は自走でしまなみ海道まで来て、仲間と合流。
果たして高宮 紗希はパリ・ブレスト・パリを完走できるのか?
私なりのアニメの解釈の仕方で考察してみました。
高宮 紗希のロードバイクの装備
高宮紗希のロードバイクの装備は最新のバイクパッキングを意識した長距離ツーリング仕様になっています。
高宮紗希の乗るロードバイクの装備については下記記事をご覧ください。
高宮 紗希のロードバイクの装備から言えることは、この装備ならパリ・ブレスト・パリでも十分過ぎる程の装備と言えることです。敢えていうならライトやGPSを充電するためのモバイルバッテリーをトップチューブバッグを装備していつでも給電できる体制にしておく必要があるということでしょうか。
テールライトもフレアーライトはテールライトとして認められてないのできちんとしたLED点灯式のテールライトに換える必要があるでしょう。
その他の装備についてはサドルバッグは大容量のバッグで推定で14Lは入るものですので、着替えのウェアやレインウェア等も十分入る容量を確保できています。
ダブルボトル体制に合わせてダウンチューブ下にはツールボトルを装備して夏場の水分補給対策とトラブル対策も万全です。ロードバイクの装備としては1200kmのパリ・ブレスト・パリを完走するのに十分といえます。
高宮 紗希の走力は?
高宮紗希の初登場は第3話で亜美と葵が車でサイクリストにも人気のある国道最高地点の渋峠に来ていた時でした。
その時の高宮紗希はリュックまで背負っていました。渋峠の他にも違うエリアを走っていたのでしょうか。
仮に東京から渋峠まで自走したとしたら
距離は254km程で獲得標高は、渋峠アタックで一気に登る感じで2100m位になりますね。
時間は平均時速20km程度なら13時間くらい。休憩も入れて15時間ってところでしょうか。
亜美と葵に出会ったのが昼間でしたので、高宮紗希は東京を前日の夕方から夜に出発してオーバーナイトランで渋峠まで走ってきたことになるでしょう。
オーバーナイトランで寝ずに渋峠を登ってきたことを考えると高宮紗希の走力はかなり高いと言えます。
年齢も20歳前後ですしね。40代の私からしたら羨ましい限りです。
高宮 紗希の悪い癖は
高宮紗希には唯一弱点があります。それは食欲が旺盛なこと。
まぁ若いので色々食べたい気持ちはわからないことはないのですが。美味しいものがあるところがあるなら寄り道してでも食べにいってしまいます。
パリ・ブレスト・パリ中はフランス中お祭りムードでコース上のカフェなんかはライダーのために補給食やドリンクを臨時で売っていたり、PC(チェックポイント)でもレストランが開いていますが、基本的にはパスタ等のエネルギーになりやすい食事ばかりで決して美味しいものを提供しているわけではないので、食欲優先の高宮紗希にはがっかりするような状況になるかもしれません。
高宮 紗希は果たしてパリ・ブレスト・パリを完走できるのか?
高宮 紗希のロードバイクの装備や走力からパリ・ブレスト・パリは完走できるのでしょうか?
結論からいうと十分完走できると思います。ただし、道中パンク等のトラブルが無ければという条件付きです。
いくら走力があって装備も十分であってもパンク等のトラブルがあるとそのトラブル対応で時間を取られてしまいますし、トラブルで時間を消費した分ペースを上げて仮眠する時間を確保するか仮眠する時間を減らすかといった事でペースが乱れてしまいます。
Youtubeのパリ・ブレスト・パリの映像を見ていても、前半ペースが十分速い人でも道中落車でトラブルに遭ってしまったためにタイムオーバーで残念ながら完走出来なかったという例がありますので、ノートラブルで自分のペースで走るというのは完走するためには結構重要な要素になります。
それでも20代で長距離サイクリングに目覚めて、ブルベに興味を持って長距離走るというのは大きなアドバンテージだと思います。若い頃というのはロードバイクというとレースの方へ興味を持つのが普通だと思うのですが、長距離サイクリングに興味を持つというのはかなり渋いチョイスというか長マイナーな部類だと思います。
20代ならただ走り回るだけでも地力があがりますので40代のおじさんからすると羨ましいと思います。
今高宮紗希が20歳だとしたら、次のPBPは2019年の22歳。そこから何回PBPにチャレンジできるかというと、50歳まで頑張ったとしたら8回もチャレンジできます。
普通のおじさんがブルベを知ってPBPにチャレンジできるとしても大体2回くらいです。
本当に参加するだけでオリンピック並の難易度です。
日本はブルベ大国だった
今は機材も発達して電動シフトやGPSサイコンを使うことで地図とキューシートをにらめっこする必要もないですから、ブルベのハードルはかなり下がったと思います。
実は日本はでブルベの認定総距離は世界一なブルベ大国なのってご存知でしたでしょうか。
開催地域も年々増えていて開催回数も増えています。
このペースでいくと2019年のPBPはおそらく日本からは200名以上は参加するのではないでしょうか。
とはいえ、日本からPBPへ参加するには飛行機輪行のための輪行バッグや旅費や滞在費でかなりの出費になるので、経済的余裕と1週間は休日が取れるという環境に恵まれた人しか参加できないので、かなりハードルが高いのには変わりないんですが。
20代でブルベの世界に目覚めたという人は稀ですが、30代でブルベに目覚めた人はぜひともPBP目指して、国内のブルベに積極的に参加して経験を積んでいってほしいですね。
ろんぐらいだぁす!が少しでもロードバイクの楽しさを伝えて、長距離サイクリストが増える要因になったらいいと思う今日このごろです。
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