Last Updated 2021.01.25
ブルベのルール
ブルベに参加するには
ブルベへの参加は20歳以上で長距離サイクリングの経験、もしくは同等の力量があり事故やトラブルがあっても自己完結できるサイクリストで、自転車用個人賠償責任保険に加入していれば誰でも参加できます。
自転車用個人賠償責任保険とは
自転車用個人賠償責任保険とは、主に自転車による事故を指していてサイクリング中に相手にケガをさせてしまった時や他人の財産に損害を与えてしまった時(公共物も含む)、また保険によっては日常生活上の事故マンションで風呂場の水を溢れさせて階下の他人の部屋に浸水させてしまった等の事故を補償してくれる保険のサービスのことです。
事故に会ってしまった時、保険会社による示談交渉サービスが付帯しているかどうかも重要な点です。また、相手だけでなく自身がサイクリング中に転倒等してケガをしてしまった場合の通院補償や入院補償、自転車以外で歩行中に自動車にひかれてケガをした時も補償してくれる場合もありますのでそこらへんは各保険会社に確認してください。
ブルベに参加するにあたって必要な保険の要件
補償内容 | サイクリング中に起こした事故によって損害賠償責任を負った際に支払われる保険であること |
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補償金額 | 賠償責任保険金額が5000万円以上であること 2018年以降のAudax Japanに所属する団体主催のBRM・フレッシュでは個人賠償責任補償金額が最低1億円以上とすることがAudax Japanより発表されました。 2017年内開催のBRM・フレッシュは、個人賠償責任保険金額5000万円以上の自転車保険で参加可能ですが、2018年以降BRMやフレッシュに参加する場合は、個人賠償責任補償額最低1億円以上の自転車保険に加入するようにしてください。SR600は賠償責任保険金額1億円が必須となります。 BRMに参加する上で必須なのは賠償責任補償付き保険です。参加者本人の死亡や後遺障害時の補償は必須ではありません。しかし補償としてついていることは強く推奨されています。 |
保険期間 | 参加するBRMやフレッシュのスタートからゴールまでが保険期間に含まれていること |
保険会社 保険の種類 |
上記条件を満たせば保険会社や保険の種類は問いません。ただしBRMやフレッシュにエントリーする際は保険会社と保険番号を申告する必要があるので、常に保険情報がわかるように保険証書等を保管する必要があります。 また、サイクリング中の事故が補償対象かどうかはご自身で保険会社に確認してください。AJや各主催団体が保険会社に対して確認することはありませんし責任も負いません。 |
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当サイトおすすめの自転車保険の記事については上記の記事をご覧になって参考にしてください。
ブルベエントリー時の自己申告の内容
ブルベにエントリーする時には下記内容は自己申告が必須となっています。
- 加入保険会社名
- 保険種類
- 証券番号
- 保険加入期間
- 賠償責任保険金額(補償される賠償金額の上限額)
BRMを主催するクラブによってエントリー方法は異なりますが、どのクラブでもBRMにエントリーする際には上記内容の自己申告は必須となっています。
クラブにより自己申告の記入項目や記入内容が異なる場合もあります。それは各クラブに確認してください。
エントリーに際して自己申告した保険の保険証書のコピー等の提出は必須ではありません。各クラブによって対応は異なりますので各クラブに確認してください。
ブルベエントリーで不正を行った場合
下記に該当した場合、当該エントリーしたBRMの認定を取り消し以後のBRMへの参加も拒否されます。
- エントリー時の申告内容が虚偽だった場合。無保険や賠償責任保険金額の不足等が発覚した場合
- 参加者が起こした事故により発生した損害賠償責任が、ACP、オダックス・ジャパン、各主催クラブ、主催者及びBRM開催の協力者(スタート地点やゴール地点の所有者や貸主等)に及んだ場合
海外ブルベへ参加する際の保険について
日本国内では無く海外のブルベへ参加する際も賠償責任保険に加入しないといけません。
現在日本国内の自転車用の個人賠償責任保険で海外での事故の時も補償してくれる保険会社は数少ないです。
海外で事故に会ってしまったもしくは他人へ損害を与えてしまった場合、医療費や損害補償額が高額なる場合があります。
現状海外ブルベへ参加する際に加入する保険としては、海外旅行保険に一時的に加入するのが一般的のようです。
保険の賠償責任補償金額と補償範囲は、保険会社により異なりますので保険会社に確認する必要があります。
保険加入期間は渡航日から帰国する日まできちんと加入するようにしておきましょう。
ブルベ(BRM)規則
200kmから1200kmまでのBRMはACPが定めた規則に従って開催されていて、ACPが認定します。日本の場合は各主催クラブからAJへそしてACPへ送付されACPが認定して初めて正式に認定されます。
日本で開催のブルベは日本の交通や社会状況を考慮して、ACP規則に若干の変更を加えたAJ規定で実施されています。主催クラブによってはローカルルールが適用になる場合もあります。また、海外のブルベへ参加する場合にはACP規則及び開催国と主催者の規則に従う必要があります。
第1条 認定
本イベント(BRM)の認定権を有するのは、全世界でAudax Club Parisien(以下ACP)のみである。ACPがすべてのブルベを認定する。ブルベのすべての認定には認定番号が割り当てられる。認定番号は受理日時による時系列順に割り当てられる。ACPは1921年の創設以来のすべての認定を記録している。
上記のようにブルベの完走認定はACPが全て行っていて完走記録も保管されています。
第2条 参加資格
ブルベは、保険に契約しているいかなるアマチュアサイクリストに対しても開かれており、そのサイクリストの加入する自転車クラブの如何によらない。20歳未満のサイクリストは参加できない。
人力で動く車両(Human-Powerd Vehicle)であれば参加可能である。唯一の条件は、該当の車両が走者の力のみによって駆動されることである。
日本の公道で使用可能な車両であること(スケートボードなど遊具に分類されるものは公道では使用不可能です)。
日本では一部公道走行可能な地域もありますが、海外ではタンデム自転車(2人でペダルを回して進む自転車)やリカンベントといった特殊な自転車でブルベへ参加する人もいます。
第3条 参加申し込み
ブルベに参加するには、走者はイベント主催者の指定する参加申込書に必要事項を記入し、参加料を支払わねばならない。主催クラブの責任免除に対する同意の署名を必要とする。
参加料が必要になる理由は主催クラブがブルベを開催するにあたっての経費とAJへの納付金、参加者へのブルベカードや認定メダルの郵送費等に充てられれるためで営利のためではありません。
責任免除に対する同意書への署名とはブルベに参加するにあたり、参加中の事故やトラブルによってAJや主催団体等へ賠償責任を求める事を放棄し自己責任にて解決するという内容の同意書になります。
第4条 保険
走者は第三者賠償責任保険に加入していなければならない。
国外居住者は保険加入の自己申告があれば参加が認められるが、主催者の裁量に委ねられる。
ブルベに参加するにあたって自転車用個人賠償責任保険に加入しなければならない理由は上記規定のためです。
第5条 交通規則の遵守
ブルベ開催中、それぞれの走者は私的な走行を行っていると見なされる。走者はすべての交通規則を遵守して走行し、すべての交通信号を守らねばならない。
ACP、AJ、主催クラブは、ブルベのコースにおけるいかなる事故についてもその責任を負うことは不可能であり、また、責任を負わない。
日本では自転車で公道を走行する際には軽車両に分類され、信号のある交差点では二段階右折しないといけません。
信号の無い交差点でも手信号による右折の合図と左側に寄りながらの二段階右折をしないといけません。
海外ブルベに参加する場合、参加する地域の交通法規は予め調べておく必要があるでしょう。
第6条 装備
夜間走行のために、車両に確実に固定された前照灯と尾灯とを装備することが必要である。灯火は常に完全に機能することが必要である(予備灯火は強く推奨される)。少なくとも一つの尾灯は(点滅モードではなく)常時点灯モードでなければならない。上記の要求を満たせない走者は出走を許可されない。
灯火は夕方から明け方まで点灯しなければならない。また他の視界不良の条件下(雨天、霧等)でも同様である。走者は、グループで走ろうと単独であろうと上記の要求を満たさねばならない。いかなる走者も各自の灯火を使用しなければならない!すべての走者は反射ベスト、反射たすき、反射肩掛けベルト(Sam Browne belt)、もしくは前後の見えやすい位置に反射素材がついた同様のものを着用しなければならない。
本夜間走行規則のいかなる違反をも、走者は即座に失格となる。
ベル装着とヘルメット着用を義務付ける。400km以上では前照灯2つ、ヘルメットに尾灯(点滅可)を装着すること。
ブルベに参加するにあたり、初心者の方でこの規定を理解しないで参加前の車検に通らず不参加となるケースがあるようです。
各主催クラブによっては、ローカルルールとしてもっと厳しい基準を設けている場合もありますので、基本下記の装備は必須といえます。
- ベル
- 反射ベスト(反射タスキは主催クラブによってはダメとしているところもあります)
- ヘッドライト2灯(ブルベは夜間明かりの無い峠を走行する場合もありますのでしっかり前を照らせて長時間点灯できるライトが必要です)
- テールライト2灯以上(全部常時点灯できるもの。1灯を点灯、もう1灯を点滅はOKです。また、2灯以上固定して1灯づつ常時点灯させてローテーションさせる等も可能です)
- ヘッドライト尾灯(これは常時点灯でなく点滅も可です。)
- ヘルメット
上記の装備を用意すれば各地ほとんどのブルベへ参加できると思います。
第7条 サポート、その他
各走者は、一切を自力で行わなければならない。コース上では、伴走車やいかなる種類のサポートも許可されない。サポートはチェックポイントのみで許される。本要項に関するいかなる違反でも、走者は即座に失格となる。
スタート時に、もし主催者が走行グループを作ったとしても、走者はだれでも各自のペースで走行し、そのグループからいつでも抜けてよい。いかなる走者もグループリーダーとは見なされない。またグループリーダーを示す印(ジャージ、腕輪、その他)、もしくは称号(主将)は許されない。
すべての走者は社会規範に従って行動し、すべての交通法規、道路標識、規制を遵守することが求められる。すべての走者は走行地の慣習を尊重した礼儀正しい態度が求められる。
主催者が常に監視しているわけではないのですが、基本参加者は自力でのみ走行しないといけません。
第8条 コース・チェックポイント・ブルベカード
スタート時に、走者はブルベカードと、経路とチェックポイントの位置を示したキューシートを受け取る。走者は経路に沿って走らねばならない。もし経路から離れたら、経路から離れた地点まで戻って経路に復帰しなければならない。主催者の指示のない場合にはショートカットや迂回路を通ってはならない。走者はブルベカードに印を貰うためにチェックポイントに止まらねばならない。主催者は経路沿いに未公表のチェックポイントを置くことができる。これは通知された経路を走行することを参加者に守らせるためである。
主催者はAudax Club Parisienのブルベカード、もしくはACPに承認されたローカルなブルベカードを使用しなければならない。
このブルベカードを紛失してしまったりすると完走しても認定してもらえないので一番大切なものです。ブルベ参加者は各自工夫して100均ショップ等でケースを用意している場合が多いです。
よくあるのがブルベ参加中に雨が降ってきてしまい、ブルベカードが濡れてチェックポイントの印等が雨に濡れて消えてしまうことです。
ブルベカードを保管するケースは防水で、なるべくネックストラップ等で首からさげる等して持つのがおすすめです。
コースのキューシートについては最近のブルベでは事前に主催者の公式WEBサイトからエクセル形式等でダウンロードできる仕組みが多いです。
参加者はそのキューシートを元に自分で地図で予めルートを確認したり、GPS端末等にルートを記録させる、またはキューシートをプリントアウトして防水加工して自分の自転車の見えやすい位置に取り付ける等、参加者によって色々工夫しています。
第9条 無人チェックポイント
主催者は主催メンバーがいないチェックポイント(無人チェックポイント)を設定することが出来る。このようなチェックポイントでは走者は、主催者がチェックポイントとして指定した施設でブルベカードに印を貰う必要がある。チェックポイントの情報は、通過すべき時刻と(24時間以上のブルベのために)日付と共にブルベカードに記される。このチェックポイントとして指定される施設は、商店やコンビニエンスストアなどである。コンビニエンスストアでは店舗名、発行時間が記載されたレシートを保管して、有人PCまたはゴールの際にスタッフに渡してブルベカードへ記入してもらわなければならない。レシートを紛失すると認定を受けられない。
無人チェックポイントで印をもらう手段が無い(例えば、真夜中に到着するなど)場合、走者は以下のような方法で印の代わりとする。
- チェックポイントの情報(通過日時、走者の氏名、クラブ名)を主催者に葉書で送付する。
- 通過日時と共に、チェックポイントでのあらかじめ決められたランドマークや特徴を証拠としてブルベカードに書き込む。
葉書を投函した場合は、ブルベカードの当該コントロールポイント欄に、葉書を投函した日時と合わせて「CP」と記入しなければならない。主催者は無人チェックポイントでどの方法を採用するかを決定してよい。
チェックポイントでの印の受け取りもれ、チェックポイントの通過時間もれ、もしくはブルベカードの紛失は(どれだけ走者が走っていようとも)失格の対象となる。ブルベカードにすべてのチェックポイント通過の印を受理したことの確認は、走者の責任とする。
日本で開催されるブルベのチェックポイント(PC ポワン・デ・コントロール)は、多くはコンビニエンスストアが無人チェックポイントとして設定されます。
中にはチェックポイント現地のランドマークや看板の情報等、現地に行かないとわからない情報をチェックポイントの通過記録とするクイズ形式のチェックポイントも設定されていたりします。
第10条 制限時間とチェックポイント通過時間
距離に応じて総走行時間の制限が設けられている。すなわち、(時間:分の形式で)200kmの場合13:30、300kmの場合20:00、400kmの場合27:00、600kmの場合40:00、そして1000kmの場合75:00である。
実際のBRMのコースは、スタートおよび折り返し地点などの条件から、上記の各距離より多少長い距離となるが、制限時間は必ず上記の通りとなる。以下に表としてまとめる。
距離(km) 制限時間 200km 13:30 300km 20:00 400km 27:00 600km 40:00 1000km 75:00 1200km 90:00 さらに、走者は各チェックポイントに、そこのオープン、クローズの時刻の間に到着しなければならない。オープン、クローズ時刻はブルベカードにチェックポイントの情報と共に示されている。走者は、スタートからフィニッシュまでの間にある、すべてのチェックポイントにそれがオープンしている間に到着しなければならない。もし走者がクローズ後のチェックポイントに到着し、その遅れが不測の事態であり走者が管理できないこと(例えば交通事故の救助で停止した場合や道路の封鎖等)に起因するものであると主催者が認めた場合、主催者はタイムオーバーを不問にし、走者に走行を継続させることができる。自転車や装備の不良、疲労、体力不足、補給不足等は不測の事態ではなく、当人の管理できることなので、タイムオーバーの正当な理由にはならない。総走行時間の制限で認定は行われるが、上述のように各チェックポイントでもタイムオーバーしたならば失格となる。
日本国内で実施するBRMのスタートのクローズ時刻はスタート時刻から30分後となる。(2009.4.30 ACPの定めたスタートのクローズ時刻はスタート時刻から1時間後であるが、ボランティアスタッフの負担軽減のため、日本のローカルルールとしてACPより認められた)
基本的には平均時速15kmで走行し続ければ完走できる制限時間の設定になっています。しかし、信号での待ち時間やチェックポイントでの休憩や仮眠等の時間も含まれますので、実際には平地で平均時速25km前後で巡航できるくらいの走力が求められると思います。
また、1200kmの制限時間についてはPBP(パリ・ブレスト・パリ)のような有名なブルベになると制限時間80時間・84時間・90時間とカテゴリ分けされることもあります。
第11条 不正などへの対処
上記規則に対し、不正、詐称、故意の反則を行った走者は、ACP、AJの開催するすべての行事から排除される。
第12条 フィニッシュ、認定
フィニッシュ地点では、走者はブルベカードにサインし、それを主催者に渡さねばならない。ブルベカードは内容をチェックされ認定番号が発行された後、走者に返却される。主催者がブルベカードを紛失した場合、ブルベカードの再発行は行われない。
ブルベカードに添付されるACP(またはRM)発行のシールに認定番号が記載される。
海外のブルベ参加時やスーパーランドナーメダル申請時に認定番号が必要になることもあるので、ブルベカードは各自保管すること。
ブルベは競争イベントではないので、クラス分けはしない。各ブルベの記念メダルを完走者は購入することができる。メダル購入希望者はブルベカードの該当欄にマークを記入する。支払いは完走時に行う。
第13条 メダル、スーパーランドナー
- メダル
- ブルベ完走達成を示すメダルは以下の種類がある: 200kmには銅のメダル、300kmには銀板のメダル、400kmにはバーミリオン(辰砂)のメダル、600kmには金のメダル、1000kmには銀のメダル。メダルの意匠は各PBP開催後に変更される。メダルの価格は主催者によって設定される。
- スーパーランドナー
- 一連のブルベ(200km, 300km, 400km, 600km)を同一年内に完走した走者にこの称号が授けられる。この称号を持つ人々のためにメダルも用意されている。メダルの申し込み受付はAJが秋に行う。希望者は証拠書類をメダル料金と共にAJに提出する。AJは走者の各ブルベの認定番号を検査するまでメダル授与を留保することができる。
出典:http://www.randonneurs.bc.ca/
ブルベを完走すると上図のような完走記念のメダルを購入できます。私もこのメダルが欲しいと思ってブルベに参加しようと思ったのです。
上記のようにメダルのデザインはPBP(パリ・ブレスト・パリ)開催年に変更されるので何回でも欲しくなるものだと思います。
私もいつかはスーパーランドナー(SR シューペルランドヌール)になりたいと日々精進しています。
第14条 その他
ブルベは単独で開催されなければならない。ブルベ参加者が、ブルベ開催者と関連のある他のイベントに(同時に)参加していると見なされてはならない。
ブルベが非営利で開催されているのは、この規定に基いています。
第15条
日本におけるBRMに関連するすべての活性化活動、すなわち走者個人やクラブへの格付け、表彰、コンテスト等を行う権限は、日本のACP representative(ACPより日本におけるBRMの全責任を委譲されているAJ会長)が所属するAJが独占的に所有する。
第16条
主催者がスタート地点をどこの国に設定したとしても、そのBRMはACPのカレンダーにおいては主催者の所属する国のイベントとして掲載される。また主催者は必ず自己の所属する国のブルベカードを使用しなければならない。
隣接する国の代表者の許可が得られれば第一段に記述された自国のBRMのリストのほかに、(特に辺境地域の)主催者は、隣接する国のBRMのリスト中にも「organisateur apparent(仏);organizer connected(英);隣接地の主催者」と記述して開催スケジュールを掲載することができる。
第17条 結果の公表
ブルベに参加する際、主催者が発表する結果で個人名と総走行時間を公表されることに走者は同意しなければならない。走者の個人名の商業的な利用もしくは商業的な利用を目的とした第三者への通知は絶対に行われてはならない。
ブルベの参加結果は完走・DNF(途中リタイア)・DNS(未出走)いかなる場合でもブルベ主催者のWEBサイト等で公表されます。
大体は主催クラブの公式WEBサイト上でエクセルファイルやPDFファイルでアップロードされる場合が多いです。
第18条 苦情申し立て
- ブルベに参加申請し出走するすべての走者は以下の行動に同意しなければならない
- ブルベやその主催団体に関する苦情や質問は、ブルベ終了後48時間以内に、主催者に対して書面で提出しなければならない。主催者はその苦情を検討し見解を添え、ACP representativeであるAJ会長に判断を仰ぐために転送する。
第19条
最終判断に関わるすべての質問は、主催者とACP representativeの見解を添えてAudax Club Parisien 役員会に送付される。本規則が明示的に適用できない事象に対して起こりうるすべての苦情や質問に対して、Audax Club Parisien 役員会は最終決裁者となる。
以上、Audax Japan のBRM規則を参考または引用した内容でした。
ブルベはある意味、ホビーレースよりも過酷なイベントです。しかし、その中に景色であったりブルベ開催ご当地グルメを楽しんだり、あるいは自分の中で目標の完走タイムを設定して自分との戦いに没頭したり。色々な楽しみ方があるイベントだと私は思います。
この記事を読んで一人でも多くの人がブルベというロードバイクの楽しみ方を知ってもらえたら嬉しいです。