Last Updated 2022.01.04
自転車保険の選び方
ロードバイクに乗るならば万が一に備えて自転車保険に加入しておきましょう。
自転車の事故による賠償額は高額化しており最近は自転車保険が注目されています。
ブルベでは個人賠償責任補償額が1億円以上を推奨されています。
ブルベでなくても普段からロードバイクに乗るのであれば自転車保険に加入して万が一に備えておくことも大切です。
何故自転車保険に加入するのか?
自転車対歩行者の事故件数が増加している
ロードバイクを含む自転車は軽車両に分類されるので基本車道を走行するわけですが、自転車が走行できない道路の場合やむおえず歩道を走行することになります。
歩道走行中は歩行者優先ですので自転車で歩行者と衝突してしまった時は自転車に乗っていた人が加害者になってしまいます。この自転車と歩行者による事故は2000年から2015年で約1.5倍に増加しています。
自転車事故でも高額な賠償事例があります
自転車事故で平成25年には9,250万円という高額な賠償命令が出た判例があります。
その他にも1,000万円以上の賠償請求が出されたケースも数件あります。
自転車と言えど事故を起こしてしまった時の賠償金額は、自動車やオートバイの事故の時に匹敵する程です。
もし無保険で自転車事故を起こしてしまった場合、賠償金を払えずに自己破産に陥る可能性もあります。
自転車保険に加入していますか?
高額なロードバイクには乗っているけど自転車保険には入っていないという方も結構いるのではないでしょうか。
ロードバイクは普通の自転車よりも速度域が速いですから、事故に遭遇してしまった時のダメージも大きくなる可能性が高いです。そのため最近ロードバイクの人気に伴って自転車保険も注目されています。
自転車で事故を起こしてしまった時の相手への賠償額も高額になってきており、自転車保険に加入していないと高額な賠償金請求で大変な事になってしまうこともあるかもしれません。
自転車保険を選ぶ時のポイント
自転車保険を選ぶ時のポイントは主に3つあります。
- 個人賠償責任補償の限度額
- 示談交渉代行サービスが付帯しているか
- 保険対象が本人か家族まで対象か
個人賠償責任補償が最低1億円以上の保険を選びましょう
自転車保険に加入する最大のポイントは
- 事故の加害者になってしまった場合に高額の賠償責任が課せられてしまった時です
過去の自転車事故の賠償責任の判例から見ても、高額の賠償責任にも対応できる保険として最低でも個人賠償責任補償1億円以上は必須と言えます。
示談交渉代行サービスが付帯しているか確認しましょう
最近の自転車保険は標準で示談交渉の代行サービスが付帯している商品がほとんどですが、この示談交渉代行サービスが付帯しているかも自転車保険選びでは重要なポイントです。
事故を起こしてしまった時は被害者と交渉を行うことになりますが、この示談交渉を保険会社の方で代行してもらうことでスムースに示談の交渉を進める事ができます。
保険会社によっては示談交渉代行に加えて弁護士費用一部負担といった付帯サービスがある商品もあります。
そういったサービスが付帯しているかも自転車保険選びのポイントとして見ても良いと思います。
保険の対象が本人型か家族型かを確認する
保険の対象は多くは本人限定型か対象を家族まで含めた家族型に分かれます。
自転車に乗るのが保険に加入する本人だけなら、本人型で問題ありませんが家族も自転車に乗るようでしたら家族型を選択して配偶者や子供までカバーする保険タイプを選択しましょう。
自動車の任意保険で特約がある場合もあります
自動車に乗っている方なら加入している自動車の任意保険の特約で自転車での事故もカバーしてくれるか確認してみましょう。保険によっては自転車や日常生活での事故を補償してくれる特約が付いた保険もあります。
詳しくはご自分が加入している自動車用任意保険の会社へお問い合わせください。
2022年版おすすめ自転車保険
自転車保険というキーワードでネット検索すると、自転車保険を比較した様々なサイトが検索結果に出ますがほとんどは保険を紹介した時に報酬が発生する広告の要素も含んだ比較サイトばかりです。
当サイトはそういった保険会社と紹介契約していない損得抜きでおすすめできる自転車保険を紹介します。
ネットでeジョー「eサイクル保険」価格.com保険専用プラン:東京海上日動
プラン名 | 保険料 (1年) |
個人賠償責任補償額 | 死亡・後遺障害 | 入院日額 | 通院日額 | 示談交渉代行 | その他補償 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Cプラン (本人型) |
2,940円 | 無制限 (国外1億円) |
100万円 | – | – | 有り | – |
Bプラン (本人型) |
4,580円 | 無制限 (国外1億円) |
300万円 | 3,000円 | – | 有り | 手術保険金3万円 |
Aプラン (本人型) |
6,920円 | 無制限 (国外1億円) |
500万円 | 5,000円 | 1,000円 | 有り | 手術保険金5万円 |
契約条件
契約年齢:満18歳~69歳 加入時期:2日前から60日前まで
保険の特徴
- 個人賠償責任補償額が全プランで国内無制限
- 海外で事故を起こした時も個人賠償責任補償1億円あります。海外ブルベに参加する時に海外保険の加入が不要です
- ネットでeジョー「eサイクル保険」の価格ドットコム専用のため価格ドットコムから申込み時のみ上記条件で契約できます
ネットde保険@さいくる<パーソナル生活補償保険>:三井住友海上
プラン名 | 保険料 (1年) |
個人賠償責任補償額 | 死亡・後遺障害 | 入院日額 | 通院日額 | 示談交渉代行 | その他補償 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Cコース (本人型) |
3,090円 | 3億円 | 1000万円 | 6,000円 | – | 有り | 手術保険金6万円または3万円 |
Bコース (本人型) |
4,070円 | 3億円 | 1,000万円 | 6,000円 | 1000円 | 有り | 手術保険金6万円または3万円 |
Aコース (本人型) |
6,150円 | 3億円 | 1,000万円 | 6,000円 | 3,000円 | 有り | 手術保険金6万円または3万円 |
契約条件
契約年齢:満18歳~69歳 加入時期:1日前から60日前まで
保険の特徴
- 個人賠償責任補償額が全プランで3億円
- 自転車乗車中の事故以外でも交通事故によるご自身のケガも補償
- 手術保険金は入院中に受けた手術は入院日額の10倍、それ以外の手術は入院の日額の5倍の保険金額
自転車向け保険 Bycle:au損保
プラン名 | 保険料 (1年) |
個人賠償責任補償額 | 死亡・後遺障害 | 入院日額 | 通院日額 | 示談交渉代行 | その他補償 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ブロンズコース (本人型) |
3,790円 | 2億円 | 250万円 | 4,000円 | – | 有り | 手術保険金2万円または4万円 |
シルバーコース (本人型) |
6,410円 | 3億円 | 400万円 | 6,000円 | 1,000円 | 有り | 手術保険金3万円または6万円 |
ゴールドコース (本人型) |
12,300円 | 3億円 | 400万円 | 6,000円 | 2,000円 | 有り | 手術保険金3万円または6万円 |
契約条件
契約年齢:満18歳~74歳 加入時期:当日から30日前まで
保険の特徴
- 個人賠償責任補償額がで1億円以上
- 自転車乗車中の事故は死亡・後遺障害・入院補償・通院補償が2倍
- 事故により自力走行困難な時50km以内で自転車ロードサービスで搬送サービス付帯
2022年自転車保険選びまとめ
この保険が最強すぎて他の自転車保険が霞んでしまうというのが正直なところです。
Cプランの一番安いプランでも年額2,940円で個人賠償責任補償が無制限で、しかも海外での自転車事故も1億円補償と海外ブルベを視野に入れている方にはぴったりの保険だと思います。
海外ブルベで無くても普通にロードバイクに乗る方全員にお勧めできる自転車保険です。
全コースで個人賠償責任補償3億円は2022年時点では安心できる補償額だと思います。
Cコースの一番安いプランでも死亡・後遺障害と入院保険補償が付いているのは良いポイントです。
au損保の特徴は個人賠償責任補償額は2億円からですが、自転車による事故は死亡・後遺障害や入院・通院・手術保険が2倍になる等付帯サービスを手厚くしています。
また、自転車ロードサービスは24時間365日全国の拠点からロードサービスを呼んでサポートしてもらえるため、自転車で全国各地を旅行するような方には有り難いサポートサービスだと思います。
本記事では3つの自転車保険を挙げましたが、他にも様々な保険会社から自転車保険の商品が販売されています。
しかし年額が高い割に個人賠償責任補償額が1億円だったり、付帯サービスが付いて無いことで保険料を安くしていたりとどれも有象無象です。
ロードバイクに乗り始めてこれから自転車保険に加入することを考えている方は本記事の3つの自転車保険から、自分に合った個人賠償責任補償額と付帯サービスから選べば間違いは無いと思います。