Last Updated 2020.12.22
ロードバイクのメンテナンスでアップグレードしてしまおう
ロードバイクに乗り続けているとメンテナンスについても考えていくことになります。
ロードバイクはママチャリとは違って速く・遠くへ・楽に行く目的の自転車ですから、チェーンがサビてしまったり雨ざらしで洗車もしないまま放置しておくと各部品が傷んでしまって、ロードバイク本来の軽くてどこまでも走れるような感覚が失われてしまいます。
そうなるとロードバイクに乗るモチベーションも下がってしまいますね。
ロードバイクに乗るなら1年に1回はプロのショップにオーバーホール等のメンテナンスをお願いして、いつまでも軽快な乗り味を維持していきたいものです。
メンテンナンスと同時にアップグレードもしてしまう
メンテナンスで部品の交換が必要になったら、どうせなら部品を上位グレードのパーツに交換してアップグレードしてしまいましょう。
特に駆動部分の部品は消耗が激しいですから、アップグレードも同時にしてしまうことで新車の時よりも乗り味が軽く感じることもあります。地味なアップグレードと感じるかもしれませんが効果は乗ってみてのお楽しみ。
自分のロードバイクをカスタムするという楽しみもあります。
リアディレーラーのプーリーをデュラエース化
これはロードバイク乗りの間では結構有名なカスタムの一つですが、リアディレーラーのテンションプーリーとガイドプーリーをデュラエースグレードの部品に交換します。
シマノのリアディレーラーは、グレード毎に使われている部品に明確な差が付けられていて、シマノの105以下のグレードですとチェーンが通るテンションプーリーとガイドプーリーは回転部分のベアリングがただのブッシュ式になっています。
それに比べてデュラエースのテンションプーリーとガイドプーリーは回転部分にシールドベアリングが使用されていて、回転抵抗は雲泥の差があります。アルテグラグレードのテンションプーリーとガイドプーリーは片方がベアリングですが、もう片方はブッシュ式と中途半端な仕様になっています。
そんな理由から、テンションプーリーとガイドプーリーをデュラエース化することでチェーンの回転抵抗が減り走りが軽くなる可能性があります。
社外のビッグプーリーを入れて見た目も派手なカスタムをする人もいますが、私がバイクに乗っていた経験上純正品に勝るものに出会ったことがありません。耐久性や品質においてサードパーティ製の製品で純正品より優れいてるというものに出会った試しがありません。
シマノは純正品ながらグレードによって性能差がありますので、この性能差を利用しない手はないと思います。
特にリアディレーラーのテンションプーリーとガイドプーリーは常にチェーンが回転し通るところの部品ですから、これを上級グレードの純正品に交換するのはかなり有効のあるカスタムだと思います。
価格もそんなに高くないですし、メンテナンスでなくカスタムとしてもやってみる価値のあるアップグレードだと思います。
シフトワイヤーのデュラエース化
シフトワイヤーのグレードアップも地味ですが、確実に効果を実感できるアップグレードだと思います。
シマノのアルテグラグレード以上のワイヤーはフリクションロスを低減するためにポリマーコーティングという特殊なコーティングがされていて、シフトフィーリングが軽くなるようになっています。
アルテグラのシフトチェンジの感覚が軽く感じるのはこのポリマーコーティングされたシフトワイヤーの恩恵も受けていると思います。
完成車についているシフトワイヤーはコストダウンされていてそんなに程度の良いワイヤーは使用されていませんから、このシフトワイヤーをアルテグラのシフトワイヤーに交換することで今までよりも軽いシフトフィーリングを得ることができるかもしれません。
ブレーキワイヤーをデュラエース化
ブレーキワイヤーもグレードアップすることでブレーキの引きが軽くなりフィーリングが良くなります。
シマノのブレーキワイヤーもデュラエースグレードですとポリマーコーティングされていて通常のワイヤーよりもワイヤーの滑り抵抗が低減されています。ブレーキワイヤーはシフトワイヤーより使用頻度は少ないかもしれませんが、軽い引きでもがっつりブレーキが効けば安全性も上がります。
オーバーホールする時にはシフトワイヤーとセットで交換するのがおすすめです。
ホイールのテンションアップで軽快さ復活
ホイールも1年も乗っているとスポークのテンションがかなり下がってきてダレた乗り味になってくると思います。
乗っている本人はホイールのテンションが少しづつ下がってくるので気づきませんが新品の頃のホイールに比べると確実に乗り味は重いものになってきています。
そんなホイールもスポークのテンションを適正なテンションまで戻してあげることで新品を買った頃のような乗り味が復活します。
社外のホイールで高価な買い物をしたのでしたら、なおのことスポークのテンションを適正な張り具合に戻してあげて長く使い続けたいものです。
カンパニョーロとフルクラムのホイールのグレードアップ
カンパニョーロとフルクラムのホイールを持っている方なら有効なのが、ホイールのハブのベアリングをグレードアップすることができます。
カルトベアリングと呼ばれるものですが、ベアリングだけで前後で23,000円程します。
ちょっと高価ではありますが、ミドルグレードのホイールのハブのベアリングからこのカルトベアリングに交換すると回転の差を体感できると思います。
ハブのベアリング交換は専用工具が必要なため、カンパニョーロかフルクラムを取り扱っているプロショップにお願いしてカルトベアリングに交換してもらうことになりますが、工賃は約10,000円程です。
ロードバイクのオーバーホールついでにアップグレード
ロードバイクのメンテナンスと同時にアップグレードも同時してしまう小技を紹介しました。
ロードバイクの駆動部分は消耗品ですから、どうせ交換するなら同時にアップグレードしてさらに上質な乗り味にしてしまおうという内容でした。
結構地味ですが、費用対効果は高いアップグレードだと思います。
見た目的には気づきにくいので自己満足の世界ですが、実際に走りが軽くなれば他の人にも教えたくなるようなアップグレードばかりだと思います。
ロードバイクをそろそろオーバーホールしないといけないなぁという方はぜひ参考にしてみてください。
参考になったらぜひシェアしてください。