注目の記事 PICK UP

ワイドレシオギアを入れて坂道を楽に走る方法

リア32Tワイドレシオギア化で坂道を楽に登る

ワイドレシオギアを入れて坂道を楽に登る方法ヘッダ
ロードバイクは昔はリアのギアが軽くても23Tという時代があり、フロントのギアをインナーに入れてリアも一番軽いギアにいれても走力が無い人が坂道を登るにはかなりきつい状況でした。
それが最近ではフロントに34Tとリアに28Tのギアを標準で装備する完成車が増えて、このギア比でもかなり坂道を登るのが楽になってきました。

しかし、ヒルクライムレースやプロのロードレーサーが山岳ステージに挑戦する時には、28Tよりさらにギア比が軽い32Tのリアギアを導入することが増えてきて、一般ユーザーの間でも32Tのワイドレシオ化が密かにトレンド化しつつあるようです。

自分のロードバイクに付いているギアを確認しよう

リアスプロケットをワイド化する前に、まず自分のロードバイクにはどんなギア比が使われているか確認しましょう。初心者向けのロードバイクのモデルには大抵ある程度坂道も登れるようにフロント50-34Tコンパクトクランクと呼ばれるフロントギアとリアは11-28Tの現在標準的なギアで構成されていると思います。

デュラエースコンポーネントを搭載しているようなフラッグシップモデルでは、フロントは52-36Tリアは11-25Tと初心者では坂道を登るには結構な走力が必要になるギアが搭載されています。
もし、フロントギアのギア比が52-36Tの少し重めのギアが搭載されていると、リアをワイドレシオ化したとしても坂道であまりペダルの軽さの恩恵を受けることができないので、フロントも50-34Tのコンパクトクランクに換装の必要があるかもしれません。

ギア比はあくまでもフロントのギアとリアのギアの組み合わせによるギア比で考えないといけないので、最近ワイドレシオ化がトレンドだからといってリアスプロケットだけワイドレシオ化してしまうとヒルクライム仕様なのか平地仕様なのかどっちつかずな中途半端なギア構成になってしまうので注意が必要です。

ワイドレシオギア化するメリット

リアスプロケットを32T化するメリットは一言で坂道を軽いペダリングでクルクル回して登れるようになることです。
ギア比が軽くなるので同じケイデンスだと28Tで登るより速度は遅くなります。28Tと同じ速度登るためには少しケイデンスを上げて登ることになります。

ペダルを踏む力は弱いけどケイデンスを上げてペダルをクルクル回して登るのが得意な方にはマッチする方法と言えます。ケイデンスが上がると心拍は上がる傾向にあるので、ある程度心肺機能が強い人向けのカスタムと言えます。

ロードバイク初心者で坂道を登るのが辛いからと安易に32Tのワイドレシオギアにしても逆にすぐに心拍が上がってしまって結局登るのが辛いなんてことにもなりますので、まずは今搭載されているリアスプロケットが28Tならそのリアギアである程度ヒルクライムの練習をして、その上で脚力を温存したいとという目的でワイドレシオのリアスプロケットを導入するというが正しいワイドレシオ化の考え方になるかなと思います。

ワイドレシオギアするために必要な物

リアスプロケットに32Tギアを導入するためにはリアスプロケットを32Tのギアを入れるだけでは対応できません。
最近のロードバイクに搭載されているリアディレーラーが32Tの大型リアスプロケットに対応していないのです。
リアスプロケットに32Tギアを導入するためには以下3つの部品交換が必要になります。

  • 11-32Tリアスプロケット
  • ロングケージリアディレーラー
  • 11速用チェーン

11-32Tリアスプロケット

まずは32Tに対応したリアスプロケット一式が必要です。
シマノからアルテグラと105グレードで11-32Tのリアスプロケットが販売されています。

11-32Tギア構成 11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32
11-28Tギア構成 11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28

11-32Tと11-28Tのギア構成の比較ですが、中間のギア構成で11-32Tだと歯数が2つづつ飛んでいます。
これは何を意味するかというと平地走行の時に微妙な起伏がある時に、シフトチェンジするとギア比の変化が大きいため一定のケイデンスを維持するのが少し難しくなります。
脚への負荷も歯数2つ違うので平地巡航する時に適切な負荷で、脚に負担がかからない程度のケイデンスを維持するのが難しくなると思われます。

11-32Tは坂道でペダルが軽くなり登るのが楽になるとメリットがありますが、逆に平地ではこまめなギアチェンジで一定のケイデンスを維持して巡航するのは難しくなるというデメリットがあるといえそうです。
登りが多いサイクリングをする時やヒルクライムレースに出るといった場面では11-32T、普段のサイクリングでは11-28Tギアにするといった使い分けが必要かもしれません。

また、リアスプロケットを交換するためにはホイールからスプロケットを外したり付けたりするための専用工具も必要になります。自分で交換する時には上記のような工具も用意しましょう。

ロングケージディレーラー

リアディレーラーにはキャパシティといって、最小ギアと最大ギアの使用できるギアの範囲が設定されています。
通常の完成車に搭載されているリアディレーラーは最大で28Tまでのギアに対応できるショートケージと呼ばれるリアディレーラーが搭載されていて、11-32Tのリアスプロケットを交換するとリアディレーラーもロングケージと呼ばれるリアディレーラーに交換する必要があります。

チェーン

リアスプロケットを11-32Tにするとチェーンの長さも数コマ長さが必要になるので、チェーンの交換も必要になります。チェーンの長さに余裕がある場合チェーンの交換が不要になるケースもありますが、大抵の場合はチェーンの交換が必要になりますので念のため用意しておきましょう。

チェーンの交換の時にはこういったミッシングリンクがあるとチェーンの交換が少し楽になります。

ワイドレシオ化するタイミング

リアスプロケットをワイドレシオ化するタイミングは、ある程度ロードバイクに乗るようになって自分がロードバイクに乗るシチュエーションが決まってきてからでも遅くはないと思います。
ヒルクライムの楽しさに目覚めて、よくヒルクライムレースに出場するというような方はワイドレシオ化するメリットがありますし、ブルベでも後半の峠で楽に登りたいというような方にもワイドレシオ化はメリットになるでしょう。
しかし、普段のサイクリングで多くの坂を登るというような場面はそんなに多くはないと思いますし、ロードバイク初心者だからといってすぐにワイドレシオ化するというのはちょっと待ってと思います。

ロードバイクを買ったばかりの初心者でしたら、まずは1年くらい色々走り回ってみて自分のロードバイクの乗り方の方向性が決まってから、チェーン交換等のメンテナンスついでにワイドレシオ化を検討してみるのがいいでしょう。

1年もロードバイクに乗り続ければ、走力もそれなりにつきますし11-28Tでもそこそこの坂道なら登れるようになると思います。雑誌や周囲のトレンドに流されてワイドレシオ化が良いんだと思い込まず、自分のロードバイクに乗るスタイルが見えてきてからワイドレシオ化を考えてみましょう。

参考になったらぜひシェアしてください。

関連記事

  1. カラーパーツでロードバイクをカスタムして個性を強調

    サドル沼にハマる前にレンタルサドルを試してみる

  2. ディスクロードバイクのメリットとは

    ロードバイクライフを始めるために必要なこと

  3. ZOFFアスリートロゴアイキャッチ

    ZOFFアスリートの調光レンズ度付きスポーツアイウェア

  4. Garmin EDGE 820J

    Garmin EDGE 820Jに海外の地図を入れて海外ブルベに使う方法

  5. カンパニョーロゾンダアイキャッチ

    CampagnoloZONDA(カンパニョーロ・ゾンダ)はワイドリム化

  6. 保冷効果が長いおすすめの保冷ボトル

    保冷効果が長いおすすめの保冷ボトル

  7. ロードバイク用度付き対応のスポーツアイウェア

    ロードバイクウェアのおすすめブランド

  8. ロードバイクの盗難対策におすすめペダルノート

    ロードバイクでサイクルウェアを何故着るのか

  9. 後輪を着脱する時の簡単で確実なテクニック

    後輪を着脱する時の簡単で確実なテクニック

特集記事

  1. ディスクロードバイクのメリットとは ディスクロードバイクのメリットとは
  2. TCDのテーマのメリットとデメリット TCDのテーマのメリットとデメリット
  3. ワールドサイクルのR250サイクル反射ベスト試用レビュー ワールドサイクルのR250サイクル反射ベスト試用レビュー
  4. ロードバイクの平均時速30kmに壁を突破する方法 ロードバイク平均時速30kmの壁を突破する方法
  5. WordPressテーマアイキャッチ オウンドメディアブロガー向けWordPress厳選有料テーマ
  6. インドアトレーニングにおすすめのサイクルトレーナー インドアトレーニングにおすすめのサイクルトレーナー
  7. ロードバイク初心者の100kmロングライド-休憩のポイント ロードバイク初心者の100kmロングライド-休憩のポイント
  8. ロードバイク乗車時の具体的な呼吸法とは何か ロードバイク乗車時の具体的な呼吸法とは何か
  9. 短期間で鍛えるヒルクライム力-食事コンディション編 短期間で鍛えるヒルクライム力-食事コンディション編
  10. 理想のハンドルの選び方 理想のハンドルの選び方

PICK UP記事

  1. 飛行機輪行の時に抑えておきたいポイント 飛行機輪行の時に抑えておきたいポイント
  2. ディスクロードの狙い目はアルテグラの完成車 ディスクロードバイクの狙い目はアルテグラの完成車
  3. サイクルイベント別参加する時に抑えるべきポイント サイクルイベント別参加する時に抑えるべきポイント
  4. 自転車ナビルートアイキャッチ 自転車ナビルート設置2020年までに100地区拡大へ
  5. ブルベエントリー情報一覧 ブルベエントリー情報一覧2018年5月開催
  6. インターバルトレーニングのウォーミングアップとリカバリー インターバルトレーニングのウォーミングアップとリカバリー-40歳からでも速くなる…
  7. ブルベエントリー情報一覧 ブルベエントリー情報一覧2018年3月開催
  8. ブルベエントリー情報一覧 ブルベエントリー情報一覧2018年8月開催
  9. 新型アルテグラ8000系の情報 新型アルテグラ8000系の情報がリーク
  10. ヘブンウィークブルベアイキャッチ AJ神奈川主催のヘブンウィークブルベ-イザベラ・バードBRM504

おすすめ記事

  1. Garmin EDGE 820J
  2. グランフォンドとは何か-人気の高まる山岳ロングライド
  3. ろんぐらいだぁす!ツーリングガイド
  4. インターバルトレーニングのウォーミングアップとリカバリー
  5. ワールドサイクルのR250ドラム型フロントバッグ試用レビュー
  6. インターバルトレーニングの実践方法
  7. ブルベでの補給と休憩の仕方を考える
  8. ヒルクライムを楽に登るペースの作り方
  9. バイクパッキングの入門にピッタリ-ワールドサイクルからR250サドルバッグ発売
  10. 霞ヶ浦一周-ロードバイク初心者におすすめの一周コース

Twitter

最近の記事

  1. ディスクロードの狙い目はアルテグラの完成車
  2. 主要3社のディスクロードバイクフィーリング比較
  3. 主要3社のディスクブレーキ比較
  4. ディスクロードの様々な疑問
  5. ディスクロードバイクの基本的知識
  6. ディスクロードバイクは油圧式を選ぶ
  7. ディスクロードバイクのメリットとは
  8. サイクルトレインBBベースがスタート
  9. サプリメントを活用してパフォーマンスアップ
  10. インドアトレーニングにおすすめのサイクルトレーナー

人気記事

  1. 2018年版予算20万円で買えるロードバイク
  2. 平地と上りの苦手を克服するためのポイント
  3. 平地と上りそれぞれ苦手な人の傾向
  4. 平地が得意の人と苦手の人の特徴
  5. 上りが得意の人と苦手の人の特徴
  6. ハンドルは握り方を意識すると走りが変わる
  7. 平地が苦手上りが苦手それは何故なのか
  8. 平地と上りが苦手なサイクリストの疑問とは
  9. ハンドルの握り方を正せば上半身がうまく使える
  10. ハンドルのドロップ形状を選ぶ
PAGE TOP
Translate »