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ELITE ARION MAG 負荷付き3本ローラーのメリットとデメリット

Last Updated 2021.02.02

ELITE ARION MAG(エリート・アリオン・マグ)は負荷付きの3本ローラー

ELITE ARION MAG3本ローラー
ロードバイクに乗り始めると、日々のトレーニングだったり気軽にロードバイクに乗れる環境を整えたいと考えて、ローラー台を購入することを検討する方は多いのではないでしょうか。
私がローラー台を購入しようと考えたきっかけは、毎日ロードバイクに乗れる環境を整えたいなと考えたところからスタートしました。そして固定式のローラーか3本ローラーかで迷うわけですが、固定式ローラーと3本ローラーではそれぞれ以下ような特徴があります。

  • 固定式ローラーには大抵負荷がかけられる機能が付いているが、3本ローラーには負荷付きが無いのが多い
  • 固定式ローラーを使用するとリアタイヤの摩耗が早いのでローラー用の練習用タイヤ、もしくはホイールの用意が必要
  • 3本ローラーではダンシングや手放し運転等のバランス感覚の練習といった応用トレーニングもできる

主な特徴3点挙げてみましたが、固定ローラーと3本ローラーの特徴をまとめると

  • 固定ローラーは主にパワートレーニング用途に向いている
  • 3本ローラーはロードバイクに乗る総合的なトレーニングに向いている

と言えると思います。
私のようなロードバイク初心者は3本ローラーでトレーニングするほうがいいと思うわけです。

しかし、3本ローラーには負荷機能がついているのがあまりない。
日本では定番のミノウラの3本ローラーにしようかと考えていたのですが、ネットで3本ローラーについて探していたところ、本記事のメインELITE ARION MAG(エリート・アリオン・マグ)という負荷付きの3本ローラーを見つけることができて購入することを決めました。

ELITE ARION MAG(エリート・アリオン・マグ)の特徴

  • 負荷なしから負荷2段階までの負荷機能付き
  • 脱輪を防止するためローラー両端は放物線状のローラー形状
  • 帯電防止プラスチック樹脂により、ノイズやタイヤの摩耗を低減
  • App My E-Trainingを使うとパワー・心拍数・速度・時間等のバーチャルトレーニングも可能
  • 負荷最大時で500W以上のパワートレーニングも可能

3本ローラーで負荷機能まで付いているのは理想的ですね。
2番目の脱輪を防止するためにローラーの両端が放射線状に盛り上がっているのが地味にありがたいところで、トレーニング中ふらついても脱輪する事なくローラーの中央まで戻れるのは3本ローラー初心者には良い点だと思います。

負荷付き3本ローラーでトレーニングするメリット

ロードバイクトレーニングイメージ
実際に3ヶ月間3本ローラーでトレーニングをして感じたメリットを挙げていきたいと思います。

毎日ロードバイクに乗れる

季節や天候に関係なく、毎日ロードバイクに乗れる環境が作れるというのは大きいと思います。
特に日本は冬は寒いし梅雨時は雨の日が多く、ロードバイクで外に出かけるのが面倒等ロードバイクに気持ちよく乗れる時期というのは限られますので、そういった外的要因に左右されずにロードバイクに毎日乗れるというのはありがたいと思います。
私は出不精なので、部屋に篭っていても毎日ロードバイクに乗って運動できるというのはとてもありがたい環境です。しかも室内で他の人に見られる事もないので、3本ローラーに乗る時は特にサイクルジャージ等に着替えることもなく、部屋着のスウェットのままロードバイクに跨って3本ローラーに乗っています。
着替えるのは、ビンディングペダルなのでビンディングペダル用のシューズを履く事だけです。

面倒くさがりな私としては、極力すぐにロードバイクに乗れるように3本ローラーも折りたたまずに床に広げたまま、その上にロードバイクを置いてすぐに乗れる体制にしています。気軽にロードバイクに乗れる体制にしておくというのも毎日続けてロードバイクに乗るための秘訣かなと思います。

質を担保したトレーニングができる

負荷機能が付いているので、負荷をかけた状態で一定の質を保ったトレーニングができます。
私はずっと負荷2段階目固定でトレーニングしていますが、常に4~5%程度の坂を登っている感覚で負荷をかけたトレーニングができるので毎日とてもいい運動になっていると思います。
負荷機能が思ったよりも効果が高く、最初の頃はすぐに息が上がってとても苦しかったです。
脚の筋肉もすぐにパンパンになり、最初のころは毎日筋肉痛状態でした。
最近は少し持久力がついてきたかなと感じますが、それでも負荷2段階目でケイデンス90前後27km前後をキープする位のギア比だと数分しか持ちません。
ペダリングを止めるとローラーは抵抗によってすぐに止まってしまうので、休ませてももらえません。
毎日坂を登っているようなトレーニングになるので筋力と心肺機能も鍛えることができます。

毎日の有酸素運動は健康にとても良い

3ヶ月間毎日3本ローラーに乗っていて感じたことです。
毎日有酸素運動ができるというのは、健康にとても良い方向に働きます。
WEBの運営やWEBライターのような仕事をしていると、昼夜逆転の生活になってしまいがちなのですが、3本ローラーで毎日ロードバイクに乗るようになってからは、夜はきちんと寝て朝起きるという当たり前だけど当たり前でなかった生活が取り戻せて毎日とても充実した日々を過ごすことができています。

3本ローラーなら応用トレーニングができる

3本ローラーはより実走に近い状態でトレーニングできますので、ダンシングであったり手放し(私はまだローラー台では手放しできません)といった乗り方もできて、実走で意識しないような練習も実践できたりします。
3本ローラーに慣れた人は片足ペダリングや片手・片足ペダリングといった練習をしている人もいるみたいです。
私はさすがにまだ3ヶ月なのでそこまで出来ませんが、いずれはそういった練習もしたいなと思っています。

体全体を意識した乗り方を練習できる

ローラー台での練習というと足腰といった部分の強化に目がいきがちですが、毎日3本ローラーに乗っていて感じたのは、意外と体全体を使ってロードバイクに乗っているなと感じることができたことです。
例えばハンドルを握っている手の力を緩めて、手放しに近い状態で3本ローラーに乗っていると腹筋や背筋といった体幹を意識しないとすぐにふらついてしまいます。
3本ローラーという毎日同じ条件でロードバイクに常に乗っているから気づけた部分かなと思います。

毎日の体調の変化を感じることができる

毎日3本ローラーに乗っていると、その日の体調が良いのか悪いのかという判断もしやすいです。
私は3本ローラーに乗る時は、負荷2段階目でギア比を一定にして最初はケイデンス70前後でウォーミングアップするのですが、その時の心拍の上がり方や息の上がり方を見てその日の体調が良いか悪いかの判断材料にしています。
体調が悪い時は無理をせずに少しケイデンスを落としてトレーニングする時もあれば、体調が良い時にはギアを1枚~2枚上げてより負荷をかけてトレーニングしています。

タイヤの摩耗がしにくいのでロードバイクに乗り放題

ELITE ARION MAGはローラーがプラスチック樹脂製なので、タイヤの摩耗が低減されてタイヤの摩耗が気になりません。固定ローラーではリアタイヤが特に摩耗しやすく、練習用タイヤを履いたローラー台用ホイールなんかを用意する必要がある場合もありますが、このELITE ARION MAGの3本ローラーではそういった事は一切必要ありません。
外で実走するそのままの状態でローラー台に乗ってトレーニングできます。

負荷付き3本ローラーでトレーニングするデメリット

3本ローラーデメリットイメージ
負荷付き3本ローラーでトレーニングする上でデメリットというのは基本無いと思っています。
あえてデメリットを上げるとすれば、トレーニング面というより振動や騒音といった環境面だと思います。
そういったデメリットを挙げていきたいと思います。

騒音や振動はある程度あります

まず騒音についてですが、音量についてはよっぽどスピードを出してローラー自体を高速回転させない限りそこまで大きくなりません。実際3本ローラーに乗りながら、PCでYOUTUBEの動画を見ながらトレーニングしていますが、YOUTUBEの音量の方が大きいです。ローラーの回転する音も聞こえますが、YOUTUBE等の音量の方が遥かに大きいので気になりません。アパートやマンション等となり近所の迷惑になるような音量にはなりません。

振動についてですが、これはアパートやマンション事情によるところが大きいと思います。
木造のアパートで壁や床が薄い部屋だと、おそらく隣の部屋に振動は伝わってしまうと思います。
鉄筋コンクリートのマンションでしたら、振動はおそらく隣の部屋まで伝わらないと思います。
例えるなら洗濯機の水切りの段階に起こる振動レベルだと思ってください。
床がフローリングでしたら、絨毯や防振マットを敷くだけで振動はだいぶ軽減されます。
私の環境は鉄筋コンクリートのマンションで、床は木のフローリングで絨毯を敷いた上に3本ローラー台を置いてますが、おそらく振動は隣の部屋へは伝わってないと思います。今のところ苦情も来ていません。
固定ローラーよりは音・振動共にありますが、皆さんが思っている以上に音・振動はありません。

保管スペースが固定ローラーより場所を取る

3本ローラーでトレーニングするスペースと、保管場所を別にしたい人にとっては懸念材料だと思います。
ELITE ARION MAGは2つ折りにして、ある程度コンパクトにできますがそれでも固定ローラーよりは専有スペースが大きいです。2つ折りにして自立させても縦50cm×横30cm位の専有スペースは必要になります。
私の場合は、ロードバイクの保管スペース=ロードバイクのトレーニングスペースで、ロードバイクの下にELITE ARION MAGを拡げたまま置いているので実質デメリットにはなっていません。
これはロードバイクの室内保管の環境とトレーニングスペースに依存しますので人それぞれです。

出不精に拍車がかかる

これは主に私に当てはまるわけですが、出不精が室内でロードバイクに乗れるようになると外へ出てロードバイクに乗る気がおきません。この記事を書いている2月は特に寒くて、天気が良くても部屋で3本ローラーに乗った方がいいくらいの気持ちになってしまいます。もう少し暖かくなってきたら週1位は友人とポタリングでもしたいですが、現状(2月)は3本ローラーでロードバイクに乗る生活で十分です。

ロードバイク初心者が3本ローラーに乗り始めて3ヶ月で感じた事を記事にしてみました。
3本ローラーは室内の振動がクリアできればメリットがかなり大きいトレーニング機材だと思います。
ロードバイク初心者にこそ3本ローラーはオススメしたいと思っています。
3本ローラー購入を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

冬場のロードバイクのトレーニングについて考える
冬場は寒くてロードバイクに乗りたくないですが、冬場が一番トレーニングに適した季節というのを知っていたでしょうか?冬場にロードバイクでトレーニングすることで代謝が上がりダイエット効果もあります。冬場のロードバイクのトレーニングについて考えていきます。


5ヶ月間3本ローラーでトレーニングした効果
5ヶ月間冬場の間毎日3本ローラーに乗り続けた結果速くなったのか。それとも変わらなかったのか。実際に先日多摩川サイクリングロードで実走してきたときのレポートを紹介します。

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