Last Updated 2022.03.25
BROMPTONのフロントダブル化カスタムが定番化してきました
最近更新が滞ってしまい申し訳ありませんでした。諸事情により更新が止まっておりました。まぁ冬で自転車に乗る機会が減りネタがあまりなかったというのは内緒です。しかし、BROMPTONのネタについては結構貯まってきました。というのも最近のBROMPTON界隈ではカスタムして楽しむ方が増えてきたのです。純正のままBROMPTONを楽しむというのも一つの趣向ではあるのですが、ミニ四駆しかり、ラジコンしかり、オートバイしかりと何かしら趣味を持つとカスタムせずにはいられない当サイトの管理人としましては、BROMPTONのような可愛い折りたたみ自転車を前に純正のまま乗るというのは、我慢ができません。
例えるなら我が子を色々と着せかえ人形のようにあれこれと洋服を買い与えて、着飾って楽しむ親御さんの心境でしょうか。我が子(BROMPTON)は可愛いので色々と買い与えてあげたくなってしまうのです。
BROMPTONミーティングが中止になるという残念なお知らせ
BROMPTONのオーナーが集う、BROMPTONミーティング in たちかわ創造舎という集まりがあるのですが、奇数月の第2土曜日に開催されるもので直近では3月12日に開催予定だったのですが、まん延防止措置の影響で直前になって中止になりました。これは、とても残念でした。たくさんのBROMPTONオーナーが集まる催しで色々なBROMPTONを見られる良い機会だったのですが、次回5月の開催に期待したいと思います。
サイクルモード2022
自転車のイベントというと、ブルベやロングライドイベントなどが多く開催されていますが、自転車の見本市的なイベントとしてサイクルモードがあります。自転車のモーターショーのようなものですね。それが今年は開催されるようです。去年はコロナの影響で開催中止となりましたが今年は先駆けて大阪でサイクルモード大阪2022が開催されて盛況だったようです。今年のサイクルモード東京2022は、今までは千葉の幕張メッセだったのが今年はお台場の東京ビッグサイトで開催となります。お目当てはロードバイクもそうなのですが、やはりBROMPTONでしょうか。LORO世田谷に行けばいくらでもBROMPTONのことについて相談や試乗もできるのですが、今年は友人も連れていきBROMPTONの魅力についてうざいほど伝えて友人もBROMPTON沼にはめようと画策しております。
サイクルモード東京は2022年4月2日3日、東京ビッグサイトでの開催となっています。
サイクルモードでは、YouTubeで有名な自転車系インフルエンサーやモデルの日向涼子さんなどもゲストとして参加されるようです。自転車系YouTuberのNO1のあのけんたさんも参加されるのでしょうか。サイクルモード大阪では最近勢いのあるなななちゃんねるさんもBMCアンバサダーとして参加されたそうですし、自転車界隈でもインフルエンサーの影響力というのは大きくなってきているのでしょうね。
BROMPTONのフロントダブル化のお話
さて、寒い間冬眠しつつBROMPTONやロードバイク界隈の情報を集めていたのですがBROMPTONについては去年紹介した、フロントダブル化のカスタムが今や定番化してきていますよというお話です。私が一番最初に知ったフロントダブル化カスタムは、ベース車両はM6RのBROMPTONでして、これにフロントを50/36のダブル化で12速化するというものでした。そうすると、12速のギア比がまんべんなく配置されて激坂から平坦のハイスピード区間までギアを合わせられるというものでした。このカスタムを行っているのは主にLORO京都店さんで、YouTubeでもカスタムの様子やカスタム完了車両の紹介動画などを配信されています。
LORO京都店さんのカスタム配信やカスタム紹介動画を欠かさず見てきましたが、最近のトレンドとしてはリアは外装の4速化、そしてフロントは50/36もしくは52/39のフロントダブル化という流れが多くなってきているという印象です。リアの外装4速化は、なぜそうするかというと純正BROMPTONのリアの内装3速外装2速は内装ギアがホイールの回転がスムーズに回転せずわずかに抵抗になることが多く、気持ちよくリアを回転させるには内装ギアが無いホイールに、外装ギアを増やして4速化するほうが楽に巡航しやすくなるという特徴をもたせることができるということで、リアのギア外装化がトレンド入りしているという状況です。
フロントダブル化に使われるメーカー
フロントダブル化でユーザーの要望が多いメーカーですが、人気なのはやはりホワイトインダストリーズのようです。アルミ削り出しのかっこいいチェーンリングにポリッシュ加工された綺麗なクランクはBROMPTONとの相性はバッチリです。LOROでも福岡店や大阪店でお客様に推しているようで、昨今物流が滞りなかなか入荷の目処がつかない状況ですが、長期待ちの状況ながら予約は順調のようです。
続いて人気なのはROTORです。ROTORの楕円リングでフロントダブル化をするというカスタムも多く見てきました。私個人としては楕円リングと見た目のスポーティさは、BROMPTONのクラシカルなイメージとはミスマッチかなと思わなくもないのですが、ロードバイクのサブバイク的立ち位置として所持されているユーザーの方々からは支持されているようです。
最後はスギノです。これは意外だったのですがスギノのチェーンリングとクランクがBROMPTONと結構よいマッチングをするのです。スギノのクラシカルな5アームのデザインがBROMPTONのクラシカルなクロモリフレームともマッチして結構かっこいいのですよ。また、スギノは日本の自転車メーカーで有名なのですが価格が抑えめでフロントダブル化はしたい、でも費用は抑えたいという節約派の方々からの注文が多いようです。
これからのBROMPTONカスタム
BROMPTONを知ったのは2021年の秋ごろでしたが、2022年になってBROMPTONは新たなステージに進化しました。それはPLINEという新しい設計のフレームを実装した新BROMPTONが発表されたことです。このBROMPTONは前までLXモデルと呼ばれたリアとフロントにチタンを使用した軽量モデルなのですが、その軽量モデルに純正で外装リアのギアが4速装備されることになりました。既存のクロモリモデルのCLINEとはリアのフレームの互換性がないと思われるため、サードパーティ製のカスタムパーツはPLINE用に新たにラインナップされるまで時間がかかると思われます。また、日本での発売時期も5月頃に各店舗2台くらいの入荷とかなり希少な入荷となっており、日本で普及するか未知数です。しかし、BROMPTONが外装4速を開発したということは今までの内装3速外装2速の方向性から大きく転換することでもあり、BROMPTONユーザー界隈では衝撃となっております。
PLINEとCLINEの互換性
今までのBROMPTONはメインパーツは下位互換性を持たせており、年式毎のマイナーアップデートはあるものの古い年式のBROMPTONに新しい年式のBROMPTONのパーツを取り付けることなどができていたのですが、このPLINEについては、今までのBROMPTONのパーツを取り付けることはできない可能性が高くなっています。特にリアディレーラーはPLINE独自設計になっており、既存CLINEとは互換性がありません。したがってPLINE用の4速リアディレーラーをCLINEに取り付けるには、PLINEのリアフレームをCLINEに取り付けてからリアディレーラーを取り付けないといけないことになるのですが、肝心のPLINE用リアフレームが既存CLINEのリアフレーム部分に取り付けられるのかが不明となっています。
PLINEのメインフレームは一見、CLINEと見た目が一緒なので同じ設計のようなのですが、PLINEはサドルを中間まで下げることでサドルを持ち手にしてBROMPTONをコロコロと進ませることができる構造になっており、メインフレームの設計もPLINE独自のものとなっている可能性が高いと考えられています。
私のBROMPTONフロントダブル化計画
つらつらとBROMPTONについて記事を書いてきましたが、私のBROMPTONについてですが3月に入り暖かくなってきましたので冬眠からむっくりと起きてそろそろフロントダブル化計画を前に進めようかと考えております。目標は5月のたちかわ創造舎で行われるBROMPTONミーティングでのお披露目なのですが、昨今の物流の滞りから進捗は未知数だなぁというのが正直なところです。
カスタムの内容としては、フロントダブル化はホワイトインダストリーズ、フロントメカはシマノ105かアルテグラ、そしてケーブル類は日泉ケーブルに総とっかえしようと考えています。最近のBROMPTONカスタムで定番化しているものの一つがこの日泉ケーブルでバリエーション豊富な色と確かな性能で欧米などへの輸出も多く日泉ケーブルさんかなり売上が右肩上がりだそうです。LORO各店でも日泉ケーブルを注文なさる顧客が多いらしく、以前まではパッケージ毎の入荷だったのが、最近ではロールで入荷して必要な長さだけカットして使用するというようないわゆる大人買い状態な入荷の仕方をしているそうです。
私も今からどの色の日泉ケーブルにするか頭を悩ませているわけですが、こういうあれこれとカスタムに頭を悩ませている時期が一番楽しいので今を楽しんでいこうと考えています。BROMPTONのカスタムに進捗がありましたらまたご紹介したいと思います。