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ブリヂストンのRP9が注目されてますね。情報が遅いって?

Last Updated 2022.05.21

ブリヂストンのRP9が注目されてますね。情報が遅いって?

今日の記事は、タイトルの通り日本が誇るメーカーのブリヂストンのRP9というロードバイクのお話ですね。2022年モデルのロードバイクの中でも一番注目されていたそうで、色々調べてみたらすごいことがわかりましたのでシェアしておこうということになりました。
RP9は東京2020で自転車競技で金メダルを取ることを命題とされたプロジェクトをもとに誕生したロードバイクになります。
詳しくはこれからの記事を読んでいただければいいかなと思います。

東京2020で金メダルを獲るというプロジェクトとは

それは2021年から遡って5年前、東京五輪が決まったところから話が始まります。それは、日本の自転車ブランドで日本人が金メダルを獲るというプロジェクトです。そのときに白羽の矢がたったのがブリヂストンだそうです。ブリヂストンでは多額の補助金や支援金で自社のカーボン工場を建設して、徹底的に自転車フレームについて研究・設計・実験を行ったそうです。それで完成した自転車のフレームがトラック競技用の短距離向けのTS9と中距離向けのTE9という自転車のフレームです。

自転車の自社内のカーボン成形工場があるということは、自社内で研究・再設計・実験のサイクルが高速で回せることを意味しています。通常でしたら、研究・実験してトライアンドエラーを行ったあと、フレームを再設計してOEM工場へフレーム成形をお願いするわけで時間がかかってしまいます。その工程をブリヂストンは自社内で回すことで高速にPDCAサイクルを回したことになります。

トラック競技で証明されたフレームの技術を凝縮してロードバイクに落とし込む

東京2020でのトラック競技用の結果はメダルには届かなかったものの、何人かは入賞することができました。これが本当にブリヂストンの自転車で金メダルを獲っていたらロードバイクももっと大注目されていたかもしれません。そんな感じで東京2020は入賞ということで一つのプロジェクトは終了するわけですが、ブリヂストンはここからさらに先へ進むことになります。

そう、5年かけて開発したトラック競技用の自転車の技術をロードバイクに落とし込むことにしたわけです。それはブリヂストンのロードバイクシリーズのフルモデルチェンジを意味していました。ブリヂストンは自社内のカーボン工場で、現行の他社ブランドのロードバイクを入手して徹底的に研究・検証したそうです。そして、今現時点での最高のエアロ性能・重量・剛性のバランスをとった最高のフレームを開発することを始めました。

そして、完成したのが今大注目されているRP9というわけです。RP9の細かいフレーム形状の解説は他のインフルエンサーの動画などを探していただければ、色々と見つかるかと思います。当サイトが言えるのは、現時点でエアロロード、エンデュランスロード、オールラウンドロードの中で一番バランスがいいのは、このブリヂストンのRP9ではないか?ということです。

注目なのは性能だけではなく価格も

このRP9ですが、注目なのは性能だけではなく完成車の価格です。
シマノ新型9200系デュラエースとDTスイスのホイール付属で税込み、121万円。まぁこれは昨今のインフレやロードバイク価格の上昇から納得の高額な価格なのではありますが、注目なのは、セカンドのアルテグラ搭載モデルです。こちらは新型8100系アルテグラとDTスイスのホイール付属で税込み66万円です。この価格、セカンドグレードとしては高価なのですが、フレームはRP9、コンポーネントはアルテグラのDi2で最新式でフレームセット価格から10万円追加しただけなのです。これはコストパフォーマンスがいいということで注目されています。

どうしてここまでRP9が注目されているのか

では、どうしてこんなにRP9が注目されているのかということですが、フレームの完成度とコンポーネント・ホイールのパッケージングの完成度が極めて高いからという一言につきます。おそらくここ4、5年の間で一番注目されたトピックだと思います。コストパフォーマンスがいいロードバイクや完成度が高いロードバイクはいくつもありましたが、ここまで長い年月の開発期間と全体のパッケージングのレベルが高いロードバイクはこのRP9が一番でしょう。

現在ブリヂストンでは、RP9の注文が殺到していて受注停止状態です。受注を再開しても納期は1年から2年先になるとまで言われています。それでも2年後の納車になっても色あせない、一線級の戦闘力を持ったロードバイクとして君臨する可能性があります。ということは今から注文できて納車が2年後になっても、その時の一線級のロードバイクと対等に戦えるバイクと言えると思います。

レース等積極的に活動しているかたの間では、いち早く注目されていたRP9ですが、当サイトはロングライド向け、最近ではBROMPTONに注目していたため情報の入手が遅くなりました。それでも日本のメーカーのものづくりの底力、日本ブランドの良さを伝えたくて記事を書きました。RP9、2022年のロードバイクのバイシクルオブザイヤーに選出されました。詳しくはRP9のWEBサイトを見ていただければと思います。

[Anchor(アンカー)]RACING LINEのROAD RACINGモデルRP9の特長・機能をご紹介。ブリヂストンのアンカーシリーズでお気に入りのロードレーシングバイクを見つけてください。

他の注目トピック

最近、他に注目しているのは空気入れです。空気入れ?と言われそうですが、これがまた面白いものがありました。電動で自動で空気を入れてくれる電動エアポンプです。それって結構大きくて持ち運びしにくいやつじゃない?と言われそうですが、今の電動エアポンプはコンパクトなんです。

スマホで有名な中国メーカーのシャオミから電動の空気入れがあります。使い方は簡単で南京錠みたいになっているホースを抜くと電源が入り、入れたい空気圧を設定してスタートボタンを押すとあとは設定した空気圧までポンピングしてくれます。バルブも仏式と米式に対応しており多くのスポーツバイクの空気を入れることができます。

重量はおよそ500gほどだそうです。バッテリーの持ちや何台分ポンピングできるかなどの詳細はわかりませんが、500gほどのエアポンプでコンパクトとなると十分持ち運び可能な領域のエアポンプだと思います。
現状ですと手動の携帯ポンプも携行したほうがいいと思いますが、この電動ポンプが進化してよりよいものが出来上がってきたら手動の携帯ポンプに代わって電動ポンプだけで十分になる時代がくるのではないかなと思ってもいます。

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