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ロードバイクのビンディングペダルは最後は結局SPD-SLを選んでしまう

Last Updated 2021.01.31

ロードバイクのビンディングペダルはSPD-SLに帰結してしまう

SPD-SLペダルヘッダ画像
ロードバイクに乗り始めたら必ず考える事としてビンディングペダルをどうするか?だと思います。
シマノからだとSPDとSPD-SL、ルック(LOOK)やスピードプレイやクランクブラザーズ等、ロードバイク用のビンディングペダルには様々なタイプがあります。
自分のロードバイクに乗るスタイルに合わせて使いやすいビンディングペダルを選べばいい訳なんですが、ロードバイクに慣れてくると何故かシマノのSPD-SLタイプのビンディングペダルに行き着いてしまいます。
それは何故か?について書いていこうと思います。

そもそもビンディングペダルにするメリットとは?

ロードバイクでビンディングペダルにするメリット
  • ペダルとシューズを固定することでペダルとシューズのズレを防いで効率よくペダリングできる
  • ペダルとシューズが固定されることでペダルを引き上げる時も力を加えることができる(引き足)
  • ペダルを踏む力とペダルを引き上げる力を使うことで脚への負担を分散(低減)できる
  • ペダルとシューズが固定されることでペダルを踏む感覚から回す感覚を身につけられる
ロードバイクでビンディングペダルにするデメリット
  • 停止時にペダルからシューズが外れずに立ちごけする危険性がある
  • ストップアンドゴーが多い街中ではビンディングを外すのが面倒になる
  • ビンディングペダルの形式によってはシューズのクリートがむき出しで歩行がぎこちなくなる

ビンディングペダルには上記のようなメリットとデメリットがありますが、基本的にロードバイクに乗るならビンディングペダルにしたほうが良いと思います。
理由はビンディングペダルによって効率よくペダルを回す事ができるようになることや脚への負担低減があるのですが、ビンディングペダルに合わせて購入することになるシューズはソールが硬い素材(カーボンや樹脂)で出来ており、シューズのソールが硬いことでペダルを回す力がソールから逃げずにダイレクトにペダルに伝えることができるからです。

SPD-SL以外のビンディングペダルを選ぶ理由

ビンディングペダルでSPD-SL以外を選ぶ理由は色々あると思います。

  • ポタリングメインで出先で歩くから歩くのに不自由の無いSPDにする
  • ビンディングペダル初心者だから最初はSPDでビンディングペダルの感覚に慣れておきたい
  • スポーツ用途だけど他の人とは違うものにしたくてスピードプレイにした

等々色々な理由があると思います。

私もロードバイクを購入した時に選んだビンディングペダルはシマノのSPDでした。
その時SPDを選んだ理由は

  • ポタリングメインで出先で歩く事が多いだろうと考えた
  • ビンディングペダル初心者だからネットの情報を見てSPDが良さそうと考えた
  • 片面SPDと片面フラットのペダルにしてフラットペダルも活用する場面があるだろうと考えた

以上のような理由でSPDペダルを選びました。
しかし、実際にロードバイクに乗り始めてSPDのビンディングペダルを使用すると上記のような事は起きませんでした。

その理由は

  • ロードバイクの盗難が怖いので休憩中もロードバイクから離れない
  • 休憩するとしてもコンビニに入る程度の距離しか歩かない
  • ロードバイクに乗る時はロードバイク用シューズを使用するからそもそも片面フラットが必要なかった
  • ビンディングペダルに慣れてくるとどのビンディングシステムでも付け外しの感覚は一緒になる

といった感じでビンディングペダルがSPDである必要性が無くなっていました。

SPDペダルで気になるところが出てくる

SPDペダル画像
上の写真が私が実際に購入したシマノのSPDペダルPD-A530という片面SPD・片面フラットのペダルです。
写真左側がSPDでペダルとシューズを固定、右側がフラットペダルになっていて普通のシューズでも乗れるという感じになっています。
このペダルにシューズはロードバイク用の安いSPDシューズを購入して乗っていました。
最初の頃は初めてのビンディングペダルってことで浮かれていて満足していました。

それが、ローラー台を購入して毎日ローラーに乗っているうちにSPDペダルで気になるところが出てきました。
それは、上図の写真を良く見てもらいたいのですがペダルとシューズのクリートの接地面積がとても狭いのです。
最初は何も違和感がなかったのですが、ローラーに毎日乗っているとペダルとクリートの接地面積が狭く「」でペダルを踏み込んでいる感覚が分かってくるんですね。
これはおそらくSPDと同じようにペダルとシューズの接地面積が狭いスピードプレイやクランクブラザーズのペダルにも同様の事が言えると思います。

この「」でペダルを回す(踏む)という感覚に違和感を感じるようになるんですね。
もちろんペダルとシューズはカッチリと固定されているのでズレる心配はないのですが、ペダルを回すたびに感じる違和感はなんとも言えない感じで、もう少しペダルとシューズの接地面積を広くして「」でペダルを回したいなと感じるようになりました。

ロードバイク初心者がSPD-SLにして感じたことは

シマノSPD-SLペダル画像
SPDのビンディングペダルに違和感を持ち始めてからもう少し踏み面積の大きいビンディングペダルにしたいということで、シマノの105グレードのSPD-SLにしました。
どうせSPD-SLにするなら同時にペダルとシューズの軽量化もしたらどう変わるか?ということで105グレードでカーボン素材を使用した軽量のSPD-SLペダルにしました。
シューズもSPDのシューズはSPD-SLに対応していなかったのでペダルに合わせて買い替えです。
ペダルとシューズ合わせて約150g前後の軽量化をすることができました。
SPDのペダルが金属で重かったのとSPDのシューズもロードバイク用でしたが、台湾製の安いシューズでしたのでSPD-SL用に買ったシューズとはかなり重量に違いがありました。

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SPDからSPD-SLに変えて感じたメリット

  • SPDで感じた「点」でペダルを踏む違和感が解消された
  • ペダルとシューズが軽量化された事で前よりもペダルを回すのが楽に感じる
  • シューズのサイズもジャストフィットのサイズにしたため靴の中で足がズレなくなった
  • SPD-SLのクリートは前後左右斜めにペダル接地角度を微調節して膝からペダルへ垂直の位置に取り付けできる

ペダルもシューズも少し奮発してミドルグレードのものにしたので軽量化できたのは大きかったと思います。
また、SPD-SLのクリートはSPDに比べて取り付け位置を前後左右斜めに微調整できる範囲が広いので、膝からペダルへ垂直の位置にクリートを取り付けることでペダル・シューズ・膝の位置を最適に調整できるのもメリットです。

シューズのサイズ選びはジャストフィットが重要

シューズについてですがサイズ選びは重要で、靴の中で足がずれないくらいのフィット感のサイズを選びましょう。靴の中で踵がずれたり足先がずれる位の大きなサイズを選んでしまうとペダルとシューズが固定されていても力がロスしてしまいます。こればかりは実際に試着してみないとサイズ感がわかりませんので実店舗でフィッテイングすることをおすすめします。

ロードバイク初心者でもSPD-SLをおすすめする理由

SPDから結局SPD-SLペダルに変えたわけですが、ロードバイク初心者でもビンディングペダル初心者でもSPD-SLを私はおすすめします。理由は付け外しに関しては、SPDもSPD-SLもビンディングペダルが初めての時は慣れる時間は同じで慣れたあとはSPDもSPD-SLも違いはそんなに感じないからです。

それよりもSPDの「」でペダルに接する感覚とSPD-SLの「」でペダルに接する感覚の違いから、最初からSPD-SLを経験した方が良いと思ったのが理由です。

ロードバイクを購入した当初は予算的に厳しいところがあるかもしれませんが、ビンディングペダルへの慣れはSPDもSPD-SLも変わりはありませんから最初からSPD-SLで慣れてしまった方が早道だと思います。

SPD-SLは歩く時にクリートが地面に接するため、クリートが削れてしまうというデメリットがありますが、これについてはクリートカバーというのがありますので合わせて購入しておくと便利かもしれません。

ロードバイク初心者はビンディングペダルに迷うと思いますが、迷ったらSPD-SLにしてしまいましょう。
ビンディングペダル初心者だからといって臆する事はありません。
ビンディングペダルの付け外しは慣れてしまえばどれも一緒です。
それよりもペダルを回す時の感覚や軽量化を重視しましょう。

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