Last Updated 2021.01.27
TCDテーマを使用するメリットとデメリット
WordPressは無料で利用できて誰でもブログサイトやコーポレートサイトが作れます。
一昔前は企業がユーザーに無料ブログを提供してユーザーはそのサイトでブログを公開していたわけですが、現在はWordPressもバージョンアップを重ねて企業が提供している無料ブログ以上の機能を持ったシステムを構築できてしまいます。
システムは無料で提供されているので、手間をかければお金をかけることなくサイトを構築できますが、WordPressのデザイン部分であるテーマは無料でデザインがいいものを探すとなるとかなり骨の折れる作業になります。
私自身本サイト立ち上げ当初は無料のテーマ「BizVektor」を使用していましたが、サイトデザインの向上と利便性向上を狙って国産のテーマでデザインが優秀で有名なTCDのテーマにリニューアルしました。
TCDテーマにリニューアルして2週間程経ち、色々と分かってきたことがありましたのでTCDテーマにするメリットとデメリットについて記事にしたいと思います。
TCDテーマのメリット
TCDのテーマにするメリットについて挙げていきたいと思います。
サイトデザインがずば抜けて綺麗
TCDテーマの一番良い所がサイトデザインが数あるWordPressテーマの中でずば抜けて綺麗なところです。デザインや使いやすさ、SEOを意識したWordPress用の有料テーマは数多くありますが、TCDはデザイン面で他の有料テーマより頭一つ抜けています。
一昔前ならTCDのテーマレベルのデザインを求めると、WEB制作会社に50万円~100万円単位で外注しないと手に入らないレベルです。
私自身インターネット草創期にWEB制作会社で働いていたこともあり、経験上の話になりますが、不特定多数の方に販売していて他の人とデザインが被る可能性がありオンリーワンでは必ずしもない訳ですが、それでもこれだけのサイトデザインが1万2000円で手に入ってしまうというのはすごい時代になったなと思います。
ユーザビリティも考えられている
本サイトで使用しているTCDのテーマ「IZM」の特徴ですが、デザインのクオリティ以外にもユーザビリティも考えられています。
- ヘッダースライダー画像部分をリンクにして特集記事へ誘導したり広告スペースに活用できる
- ヘッダーとフッターにカルーセルを実装して様々な記事へ誘導ができる
- サイドバーには特集記事・おすすめ記事・PICK UP記事等様々な種類の記事へ誘導できる
- アイキャッチ付きリンクで視覚的にユーザーに記事の訴求ができる
- 人気記事は集計期間を何種類か選択できる
- 広告の配置もサイトデザインを崩さずに配置できる
- レスポンシブデザイン対応でパソコン・タブレット・スマホでデザインが崩れない
- 各SNSシェアボタン標準装備
- 関連記事一覧表示機能
- 多言語対応(日本語・英語)
上記以外にも色々機能がありますが主なものはこのような機能があります。
テーマ自体のカスタマイズの必要がありません
本サイトのデザインはテーマのロジックは一切カスタマイズせずに「TCDテーマオプション」というTCDのテーマに実装されているテーマのカスタマイズ設定とウィジェットの配置設定だけでこれだけのサイトデザインができています。
他のテーマでこれだけのサイトデザインにしようとするとテーマのロジック自体のカスタマイズが必要になりますが、TCDのテーマではWordPressの管理画面の設定を色々変更するだけでこれだけのクオリティのサイトデザインにすることができます。
TCD LABOでテーマの使い方のノウハウが豊富
TCDの各テーマに合わせたカスタマイズや使い方についてのノウハウが「TCD LABO」というサイトで紹介されています。
TCDのテーマのユーザーでああしたい、こうしたいといったニーズにTCDテーマを販売しているデザインプラス社の方が直接質問に答える形で色々なTipsを公開しています。
TCD LABO
https://tcd-manual.net/
テーマに関するサポートがきちんとしている
TCDテーマを購入した当初は販売するだけで不具合や疑問があった時にサポートを受けられないと思っていたのですが、メールで質問した時に丁寧な回答をもらうことができて、以降様々な疑問や質問がある時はメールでデザインプラス社とやり取りしています。
TCDテーマのデメリット
TCDのテーマにするデメリットについて挙げていきたいと思います。
古いコードによる潜在的バグがある
私自身WEBプログラマーだったこともあり、TCDのテーマのロジックを色々見てわかったことですが、ユーザーによっては意図しない表示になる潜在的バグは存在します。
現在、このバグについてデザインプラス社にメールで連絡して次回のバージョンアップでバグについては改善するとの回答をもらっているので、一時的にロジックをバグを回避する記述にしてバグを回避しています。
TCDのテーマ自体WordPressが普及してきたころから長い間様々なテーマをリリースしてきたこともあり、おそらく古いコードを使いまわしていて潜在的なバグを生んでしまったのだろうと思います。
私自身もWEBプログラマーの頃は、定番となったロジックはクラス化(パッケージ化)して使い回していた経験があるので、デザインプラス社がやっていることは理解できるのですが、WordPressはオープンソースで日々多くの開発者がロジックの改善に注力しているので、定期的にTCDテーマのロジックもWordPressのコーディングルールに沿った形でブラッシュアップしていって欲しいなとは思います。
人によってはSEOに不安がある
TCDのテーマによるHTMLのタグの出力ルールは、他のSEOに強いと言われるWordPressテーマとは違ってデザインプラス社が考えるコーディングルールに沿ってHTMLの出力がされています。
これが周辺ではTCDのテーマはSEOに弱いと言われていたりするわけですが、私が直接デザインプラス社にSEOについて問い合わせたところデザインプラス社としてのHTMLのコーディングルールの回答をもらってからは、そんなに気にならなくなりました。
実際のところ本サイトで人気のある記事はGoogleの検索結果で上位に来ていますし、TCDのテーマだからGoogle等の検索エンジンの結果に影響しているとは考えていません。
SEOに拘る人はサイトの記事自体にあまり価値が無くただただSEOを駆使してなんとか検索結果上位にしようと苦心しているだけで、コンテンツの質を上げようと努力しているという印象がありません。
私自身の考えはSEOは最低限クリアしていれば問題なく、後はコツコツユーザーに価値のあるコンテンツを提供するほうが遥かに重要で、そのことに注力すべきと考えています。
小型ノートブックだと横幅が足りない
TCDのテーマはレスポンシブ対応で、パソコン・タブレット・スマホで自動で横幅を調整するデザインになっているのですが、11.6インチのような小さなノートパソコンだとサイトデザインの横幅が広すぎて全画面表示にしても横幅が足りないといったところがあります。
1ページでの情報量を最大限表示するために、パソコンで表示するときの横幅はおよそ1540px位になるのですが、11.6インチパソコンだと最大横幅1366pxなのでどうしても横幅が足りずに右端を表示するために横スクロールしないといけないといったデメリットがあります。
これはWEBデザインの歴史的にディスプレイが高画質・高画素化して横幅の表示可能領域が広がってきたことでWEBデザインのトレンドも横幅制限がどんどん広がってきたということなのですが、小型のノートブックパソコンだとまだ横幅1366pxというモデルは多いので、横幅1366px以内にWEBデザインのトレンドになってくれないかなぁというのが率直な考えです。
TCDのテーマでサイトの価値を最大化する
WordPressは無料で高機能なサイトを構築できますが、無料のテーマではサイトデザインには限界があると感じました。
WEBのデザインはファッションと一緒で年々トレンドが変わりますので、デザインに拘りたいなら無料のテーマを一生懸命探すよりも有料でもデザインが優秀でトレンドに乗っかっているテーマにするのが良いと思います。
有料でテーマを提供しているところは、テーマのデザインであったり不具合は定期的なバージョンアップで改善してくれますので、ユーザーは遠慮なく要望を出すことができます。
逆に無料のテーマは無料で提供する代わりに、ユーザーからの要望や不具合に対しての修正義務を放棄しているものも数多くあります。
TCDのテーマは一度購入するだけで自身が立ち上げるサイトであれば、同じデザインテーマを使用することができますので、複数のサイトを立ち上げる事を考えているWEB運営者にとっては費用対効果が高い投資といえます。
サイトの価値を上げる為の初期投資なら安い買い物
本気でWEBサイトを運営してWEBサイトで収益を上げたいと考えているならTCDのテーマは安い買い物だと思います。
前述しましたがこれだけのデザインクオリティとユーザービリティのあるサイトデザインが1万2000円位で手に入るなら初期投資として安い買い物だと思います。
WordPressの勉強やHTMLの勉強は、Googleや書籍で自身で勉強できますがデザインについてはどうしても自身のデザインセンスやデザインの専門的な知識が必要になり、かなりの自己投資が必要になります。
それならばすぐにクオリティの高いデザインを買ってさっさとサイトを立ち上げて記事を量産してサイトの価値を高める方が時間の節約になります。
これからWordPressでサイト運営しようと考えている方や既にWordPressでサイト運営している方もTCDテーマ導入の検討の参考にしてみてください。