注目の記事 PICK UP

WordPressを簡単にバックアップ&復元するUpdraftPlus

Last Updated 2021.01.30

UpdraftPlusは世界中で使われている簡単バックアップ・復元プラグイン

UpdraftPlusプラグインヘッダ画像
WordPressサイトのバックアップについてGoogle等の検索エンジンで検索すると、BackWPUp というプラグインを使用したバックアップ方法を説明したサイトが数多くヒットする訳ですが、このプラグインでバックアップしたデータを復元する方法がやや面倒だなという印象でした。

バックアップは復元できてこそのバックアップなので、できればバックアップと復元が簡単にできるプラグインはないものかと探していたところ、UpdraftPlusというプラグインを見つけることができました。

UpdraftPlus WordPress Backup Plugin
バックアップと復元を簡単に。手動または自動予約 (Dropbox、S3、Google ドライブ、Rackspace、FTP、SFTP、メール、その他) による完全なバックアップ。

UpdraftPlusは世界中で使用されていて、100万以上ダウンロードされている世界No1のWordPressバックアップ用プラグインです。世界No1だから使いやすいのかどうかというのは気になるところ。UpdraftPlusの特徴について挙げていきたいと思います。

UpdraftPlusプラグインの特徴

  • バックアップと復元を1クリックで操作可能
  • バックアップのスケジューリング機能:数時間毎から1日・1週間・2週間・1ヶ月から選択可能
  • バックアップデータの保持個数を指定可能:古いバックアップは自動的に削除していきます。1日毎にバックアップで14個バックアップを保持すると設定したら、過去15日前のバックアップデータは自動的に消去します
  • クラウドストレージと連携:DropBox等のクラウドストレージと連携して、バックアップデータをクラウド上に保存できます
  • 複製機能:WordPressサイト全体をコピーして別のサーバーに移行する時等に使用できます
  • バックアップするコンテンツやプラグインを選択可能

細かい設定項目や機能もあるのですが、サイトのバックアップに必要な機能としては上記の特徴があります。
私がUpdraftPlusプラグインを選んだ理由としては、バックアップと復元が簡単であることとバックアップデータの保持個数を指定することによって、古いバックアップデータを自動で削除してくれる機能です。
バックアップデータの保持個数管理は、実際にプログラム組んで実行するとなると地味に面倒な処理でして、バックアップデータを積み重ねていくだけなら簡単なのですが、過去の古いデータを何日前以降の古いデータならそれを削除するっていう処理は、プログラム処理するには面倒な部分だったりします。

バックアップデータの保持個数を設定するメリットは、サイト復元時に使わない古すぎるデータは自動で削除してくれるので、サーバーやクラウドストレージの容量を圧迫しないで済むというところです。
一度UpdraftPlusでバックアップの設定をしておけば、後は放っておくだけ。バックアップのスケジューリング・バックアップデータの保持管理は全部UpdraftPlusがやってくれます。
これはWordPress初心者のみならず、多くのWordPressサイト運営者にとってありがたいことだと思います。
WordPressが自動でやってくれるなら、それに任せるという当サイトの運営スタンスともマッチしています。
WordPressサイトを運営している方には、ぜひとも導入をオススメしたいプラグインです。

UpdraftPlusプラグインの導入方法

本項目以下ではUpdraftPlusプラグインをDropboxというクラウドストレージサービスを利用してバックアップする方法を説明します。

Dropboxはクラウドストレージサービス

Dropboxはクラウドストレージサービスの一つで、インターネット上のデータ保存領域を提供するサービスです。
Dropboxのようなクラウドストレージサービスは、インターネット上にデータを保存しますが、基本公開しない限りアカウント当人しかアクセスすることができないようになっていますので、セキュリティ上の不安はありませんので安心してください。
登録から使い方まで簡単なので当サイトではDropboxをお勧めします。

DropBox:無料プラン容量2GBのクラウドストレージサービス
Dropbox アカウント登録はこちら

上記リンクからDropboxのアカウントを登録してもらえると、通常2000MBのところ500MB追加した2500MBの容量使用することができます。Dropboxのアカウントを持って無い方はこの機会にアカウントを取得してください。

Dropboxのアカウントを取得すると、あなたのPC上でDropboxにアクセスするアプリケーションをインストールしましょうというアナウンスがあると思います。そのアプリケーションをダウンロードしてインストールすると、あなたのPC上からエクスプローラでフォルダやファイルにアクセスする感覚でDropboxにアクセスできるようになります。Dropboxを使用するのにブラウザを使用する必要がなくなり便利ですので、アプリケーションもインストールしておくことをお勧めします。

UpdraftPlusプラグインをインストールする

UpdraftPlusインストール1

  1. WordPressの管理画面の「プラグイン」→「新規追加」をクリック
  2. UpdraftPlus」でキーワード検索します
  3. UpdraftPlusプラグインをインストールした後、有効化します

UpdraftPlusインストール2
WordPress管理画面から「設定」→「UpdraftPlus Backups」をクリックしてUpdraftPlusの設定画面へ移動します。設定する項目は多くありません。現在の状態タブが表示されていますが、「設定」タブをクリックして設定画面へ移動しましょう。

UpdraftPlusプラグインのバックアップ設定

UpdraftPlus設定画面1
上図の赤枠のところ、ファイルバックアップスケジュールデータベースバックアップスケジュールを設定していきます。
上図はバックアップスケジュールの設定例です。

  • ファイルバックアップスケジュール:1日ごとにバックアップをして14個保持
  • データベースバックアップスケジュール:1日ごとにバックアップをして14個保持

上記の設定例だと、ファイルとデータベース共に1日ごとにバックアップを取って過去2週間分のバックアップを保持するという設定になります。ファイルのバックアップのスケジュールとデータベースのバックアップのスケジュールは個別に設定できますが、ファイルのバックアップとデータベースのバックアップの整合性を取る観点から当サイトではファイルとデータベースのバックアップは同じタイミングで取ることを推奨します。

バックアップデータの保存先の設定

UpdraftPlus設定画面2
上図のように、保存先を選択のところで「Dropbox」を選択して保存先をDropboxに指定したら、一度管理画面下の「変更を保存」ボタンを押して設定を保存してください。

UpdraftPlus設定画面3
Dropboxへの保存設定を保存したら、「ドロップボックスで認証」のリンクをクリックしてDropboxサイトへアクセスします。Dropboxサイトのログイン画面が出ますので有効なアカウントでログインしましょう。

UpdraftPlus設定画面4
上図のような画面が出てきたら、あなたのWordPressサイトのUpdraftPlusプラグインとDropboxとの連携は成功です。「Complete setup」をボタンをクリックするとあなたのWordPressサイトの管理画面に戻ってきます。

これで、WordPressサイトはUpdraftPlusプラグインを使用してバックアップした後、Dropboxへと自動的にアップロードされる設定が完了しました。念のため、管理画面下の「変更を保存」ボタンを押して設定を保存しておきましょう。

UpdraftPlusでバックアップするファイルを設定

UpdraftPlus設定画面5
上図の赤枠で囲われている「バックアップするファイル」の部分で、バックアップするファイルを指定します。
通常であれば、全部にチェックが入っているデフォルト状態で問題ありません。
除外項目も特に設定する必要はありません。
バックアップするファイルの設定項目のチェックを確認したら「変更を保存」ボタンを押して設定を保存します。

UpdraftPlusによるバックアップを開始

UpdraftPlus設定画面6

  1. UpdraftPlusの設定画面の「現在の状態」タブをクリックします
  2. 現在の状態が表示されたら、「今すぐバックアップ」をクリックします
  3. 次のバックアップスケジュールが設定されていますので、次のバックアップの日時がバックアップ設定通りにスケジューリングされているか確認します

以上でUpdraftPlusプラグインによるDropboxへのバックアップ設定は終了です。
UpdraftPlusでWordPressサイトがバックアップされると、Dropboxへ自動的にアップロードして保存されます。
あなたのPC上ではDropboxアプリケーションから、バックアップされたファイルがアップロードされたことが通知されるようになります。

これであなたのWordPressサイトも自動でバックアップされるように設定されました。

UpdraftPlusによるデータの復元方法

UpdraftPlus設定画面7
バックアップしたデータの復元は「バックアップ済み」タブをクリックして「復元」ボタンをクリックすると、復元するデータを選択する画面が出てきます。

UpdraftPlus設定画面8
上図のように、プラグイン・テーマ・アップロードファイル・その他・データベースと個別に復元するチェックボックスがあります。WordPressサイト全体を復元するのであれば全部にチェックボックスを入れて、「復元」ボタンをクリックするとバックアップデータから復元が開始されます。

バックアップデータからWordPressサイトを復元する操作もこれだけです。
UpdraftPlusプラグインを使ってWordPressサイトのバックアップするための設定と操作方法、復元についての解説は以上です。どうだったでしょうか。一度設定しまえばバックアップも復元も簡単クリック操作でできますのでWordPress初心者の方にはありがたいプラグインではないでしょうか。
よかったら本記事を参考にUpdraftPlusを導入してみてください。

スポンサードリンク

関連記事

  1. WordPressをインストールして最初にやるべき初期設定アイキャッチ

    WordPressをインストールして最初にやるべき初期設定

  2. WordPressをインストールしたら最初に入れるプラグインアイキャッチ

    WordPressをインストールしたら最初に入れるプラグイン

  3. AMP for WPプラグインでAMPエラー問題を解決

    AMP for WPプラグインでAMPエラー問題を解決

  4. WordPress(ワードプレス)アイキャッチ

    WordPressのリビジョンを削除・管理してデータベースを最適化するプラグイン

  5. Let's Encryptアイキャッチ

    Let’s Encrypt-無料SSLサーバー証明書をSSL BOXで取得する

  6. WordPressSSL化アイキャッチ

    WordPressサイトを常時SSL化する-CORESERVER(コアサーバー)

  7. TCDのテーマのメリットとデメリット

    TCDのテーマのメリットとデメリット

  8. WordPress(ワードプレス)アイキャッチ

    WordPress(ワードプレス)はブログサイト構築システム

  9. WordPressにおける投稿ページと固定ページの違い

    WordPressにおける投稿ページと固定ページの違い

スポンサードリンク

特集記事

  1. 短期間で鍛えるヒルクライム力-フィジカル編 短期間で鍛えるヒルクライム力-フィジカル
  2. ペダリングトレーニング最終奥義ハイパワーペダリング ペダリングトレーニングハイパワーペダリング
  3. R250シューズカバープラス試用レビュー ワールドサイクルのR250シューズカバープラス試用レビュー
  4. Garmin EDGE 820J Garmin EDGE 820Jに海外の地図を入れて海外ブルベに使う方法
  5. ロードバイクのサドルポジションの決め方 ロードバイクのサドルポジションの決め方
  6. Google Language Translatorを使ってプチ多言語サイト化してみた Google Language Translatorを使ってプチ多言語サイト化し…
  7. ブルベのメダル2015 ブルベとは何か
  8. 04-285wheelrimbest10-header BROMPTON(ブロンプトン)のプチカスタム小物編
  9. 冬場のオフトレーニングのすすめ 冬場のオフトレーニングのすすめ
  10. ロードバイクトレーニングの基礎の基礎 ロードバイクトレーニングの基礎の基礎

PICK UP記事

  1. シマノR8000新型アルテグラ徹底解剖 シマノR8000新型アルテグラ徹底解剖
  2. 冬場のオフトレーニングのすすめ ロードバイクのメンテナンス時にやっておきたいアップグレード
  3. ピナレロ2018年ニューモデル発表会-GANシリーズ ピナレロ2018年ニューモデル発表会-GANシリーズ
  4. ブルベエントリー情報一覧 ブルベエントリー情報一覧2018年5月開催
  5. サドルの位置によって使う脚の筋肉が変わる サドルの位置によって使う脚の筋肉が変わる
  6. Garmin EDGE 820J Garmin EDGE 820Jの基本設定アクティビティプロフィール
  7. Knog Oiベルアイキャッチ Knog Oi (ノグ・オイ)ノグからスタイリッシュなベルが出ていた
  8. ロードバイクにおすすめの小さめなサドルバッグ10選 ロードバイクにおすすめの小さめなサドルバッグ10選
  9. ブルベエントリー情報一覧6月開催アイキャッチ ブルベエントリー情報一覧5月開催
  10. ヘブンウィークブルベアイキャッチ AJ神奈川主催のヘブンウィークブルベ-イザベラ・バードBRM503

人気記事

  1. インドアトレーニングにおすすめのサイクルトレーナー
  2. サドルの位置によって使う脚の筋肉が変わる
  3. ロードバイクの平均時速30kmに壁を突破する方法
  4. 消耗品の交換時期を見極める
  5. 消耗品の交換時期を見極める
  6. ブルベでの補給と休憩の仕方を考える
  7. ろんぐらいだぁす!高宮紗希のロードバイクの装備がすごいことに
  8. ブルベ用サイクルウェアアイキャッチ
  9. 消耗品の交換時期を見極める
  10. Garmin EDGE 820J

スポンサードリンク

最近の記事

  1. 04-15roadbike-aicache
  2. 04-286brompton-aicache
  3. 04-115carbonwheelevolution-aicache
  4. 04-05spdsl-aicache640
  5. 04-150warmingupandrecovery-aicache
  6. 04-285wheelrimbest10-header

おすすめ記事

  1. 新型アルテグラ8000系の情報
  2. ワールドサイクルのR250ツールケーススリムロングタイプ試用レビュー
  3. ロードバイクイベントの直前対策
  4. ワールドサイクルのR250サイクル反射ベスト試用レビュー
  5. ロードバイクのクリンチャータイヤについて知っておきたい知識
  6. ロードバイクの盗難対策におすすめペダルノート
  7. Google Language Translatorを使ってプチ多言語サイト化してみた
  8. バイクパッキングフレームバッグアイキャッチ
  9. 東レがカーボンを値上げ来年モデルの価格に影響か

スポンサードリンク

本サイトは広告やプロモーションが含まれています