Last Updated 2020.12.29
パリ・ブレスト・パリ1200kmの完走動画を紹介
ブルベに既に参加している方は憧れであり、そしていつかは自分も参加したいと考えていると思われるブルベの最高峰として位置づけられているのが、パリ・ブレスト・パリ通称PBPです。4年に1度世界中のランドヌールが集まる、世界最古の自転車イベント(ブルベ)でもあります。起源は最初のロードレースとして開催され、1951年からアマチュアサイクリストによる時間制限のあるブルベ形式のイベントに変更されました。
パリ・ブレスト・パリとは
パリ・ブレスト・パリ(PBP)は、ブルベの最高峰として4年に1度フランスで開催されます。日本国内から参加した日本人は最初に参加したのは2003年の第15回大会からと言われています。それから日本国内でのブルベの浸透により、日本からの参加者も増え続け、2015年には日本人参加者は約200名、世界中からは6000人余りが参加したと言われています。ツール・ド・フランスがロードレースの最高峰なら、パリ・ブレスト・パリはアマチュアサイクリストの最高峰のロードバイクイベントです。
パリ・ブレスト・パリ(PBP)を完走した日本人の車載動画
岩崎直木さんのYOUTUBEチャンネル
私がブルベの世界に興味を持ってから、色々なブルベの車載動画をYOUTUBEを見るようになって、チャンネル登録もしている岩崎直木さんという方の2015年のパリ・ブレスト・パリ(PBP)を完走するまでのダイジェスト動画です。
2015年のパリ・ブレスト・パリ(PBP)の車載動画やダイジェスト動画は海外の参加者の動画も含めるとそれなりにあるのですが、日本人でしかも完走していて、途中の走行シーンやチェックポイントの様子等、パリ・ブレスト・パリがどういう雰囲気のブルベイベントなのかが一番伝わる分かりやすい動画です。
次回のパリ・ブレスト・パリ(PBP)は、2019年8月に開催されますが、この2019年のPBPを目標としているランドヌールの方にも、非常に参考になる動画です。どのような環境で1200km走るのか、仮眠はどれくらいの距離のチェックポイント(コントロール)でとるのか、補給や補給食の調達はどうするのか等、海外ブルベに参加する上で非常に勉強になります。
ブルベというのはどういったサイクルイベントなのか、パリ・ブレスト・パリってどんなイベントなの?という方はぜひ一度上記の動画をご覧になってみてください。そして、パリ・ブレスト・パリに興味を持ったら、ぜひ日本国内で開催されているブルベへの参加も考えてみてください。ロードバイクの新たな楽しみ方が広がると思います。
ブルベの世界は自由でいっぱい
ブルベの世界に興味を持った方は、ぜひ下記の記事も読んでみてください。
ブルベは長距離を走るイベントですが、運動強度としては有酸素運動主体で、年齢の影響があまり関係がなく、20歳以上であれば誰でも参加できるサイクルイベントです。しかし、車が往来する公道が舞台となるため、他のロードレースやクリテリウム等のレースイベントと比べると、厳格なルールがあります。公道の交通法規を厳守して楽しむサイクルイベントであり、参加者はトラブル等の対処は全て自己責任において解決しないといけません。サポートもなければ、救護スタッフもいません。全て自己責任で完結できるサイクリストでないと、ブルベには参加できません。
逆に言うと、自己完結できるサイクリストであるならば、コース途中の綺麗な景色を楽しんだり、風景な綺麗な所で写真と撮ったり、楽しみ方は自由です。制限時間があるのであまりのんびりとは走ってはいられませんが。
ブルベの世界を解説した書籍を紹介
日本でのブルベ人気を受けて、ブルベに関する書籍も発売されています。著者は現役のランドヌールで鈴木裕和さん。2011年と2015年のパリ・ブレスト・パリを完走していて、その他にもアメリカで開催された1400kmのRace Across the Westを日本人として初の完走を果たしています。2018年には4800kmのアメリカ横断のレースに参加予定だそうです。別次元のランドヌールの方ですが、書籍の内容は200kmから1200kmのブルベまで、カテゴリーごとに体験記のような内容で、ブルベでよくあるトラブルやブルベを完走するためのノウハウがギッシリと詰まった内容となっています。
ブルベの世界に興味を持って、これからブルベに参加しようと思っている方にはおすすめの書籍です。また、ブルベではなくても長距離ツーリングをする方も、長距離走る時のノウハウや補給のコツ、緊急的なトラブルの時にどのように解決するか等、長距離ツーリストの方も参考になる内容となっています。ロードバイクで長距離走ってみたいという方や、長距離ツーリングしたいと思ってロードバイクを購入した方は、ぜひこちらの書籍もバイブルとして手にしてみてください。