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消耗品の交換時期を見極める-タイヤ編

Last Updated 2017.06.10

タイヤは常に劣化することを理解する

消耗品の交換時期を見極める-タイヤ編
1本1万円を超えることもある決戦用のロード用タイヤ。大枚はたいて買った高級タイヤであれば、できるだけ長持ちさせたいところ。しかし、ゴム製品は生モノで常に劣化し続けます。そしてあっけなく賞味期限を迎えます。
タイヤはワイヤー以上に劣化が激しく、走ることで常に摩耗することを理解して、適切なタイミングでタイヤ交換することが大切です。

タイヤは走った分だけ摩耗する

タイヤは走れば走っただけ摩耗します。トレッドは薄くなりパンクもしやすくなります。断面形状が変わるので走行抵抗も増えます。摩耗していなくても、タイヤはゴム製品なので経年劣化し、グリップ、特にウェット時のグリップが低下します。
タイヤには摩耗と経年劣化の2つの劣化があるのです。

タイヤの交換の判断基準は

タイヤの種類によっても乗り方によっても劣化の度合いは大きく変わるので、交換頻度は何とも言えないところです。基本的にはタイヤを目視で確認して判断するしかありません。摩耗による劣化については、インジケーターがあるものはそれをチェックします。インジケーターがないものはセンターが摩耗して平らになっていたら交換です。
経年劣化による劣化ですが、これはタイヤによってバラバラです。タイヤ表面がヒビ割れてきたら本来のグリップは発揮できません。ヒビが入ったからといって破裂することはありませんが、ヒビの谷間に小石が入ってパンクしてしまうこともあります。ヒビ割れてないタイヤも1年~2年経つとウェットグリップが落ちています。大体購入してから2年くらい経過したら寿命だと思った方がいいでしょう。

リアタイヤの方が摩耗は早い

経年劣化の劣化スピードは前後タイヤとも同じですが、摩耗の場合は前後で摩耗度合いが異なります。体重とパワーがかかる後輪のほうが早く摩耗します。
ガンガン乗る人はリアタイヤの方が早く減るので、リアが減ってきたら前後を入れ替えると2本のタイヤが均等に減るので使い切ることができます。車のタイヤのローテーションと同じ考え方です。
他には、リアタイヤが減ったらフロントタイヤをリアに付けて、フロントタイヤには新品を入れるという方法もあります。こうすると無駄なく使うことができます。たまに前後専用設計のタイヤがありますので注意が必要です。

摩耗は断面形状で判断する

タイヤのセンター部分が平らになっていたら摩耗が進行しています。交換のサインです。トレッド部分にコードが露出していたら完全に使いすぎです。新しいタイヤでも激しくロックさせると局部的に摩耗するので、一周チェックすることを忘れずに。

タイヤサイドもチェック

トレッドだけでなくタイヤのサイドも確認しておきましょう。タイヤによっては経年劣化によってサイドのケーシングが傷んで、糸がほつれたような状態になることもあります。サイドウォールに大きな傷ができていても即交換です。

経年劣化は表面の状態で判断する

タイヤはゴム製品のため、例え1mも走っていなくてもどんどん劣化は進んでいきます。表面をよく見て、細かいヒビが入っていたら、本来のグリップは到底発揮できません。ヒビの間に異物が入ってパンクもしやすくなります。こうなると使い続けるのはリスクがあるので思い切って交換しましょう。

インジケーターを確認する

最近のクリンチャータイヤは表面にインジケーターを設けているものが多くなってきています。インジケーターが付いているタイヤなら交換の判断は簡単で、インジケーターの穴が消えるほど摩耗してきて交換時期が近いことを知らせてくれます。

保管方法を工夫する

ホイールを地面に置いて保管すると、タイヤが潰れて局部的に劣化する可能性があります。ホイールバッグに入れて吊った状態で保管すると劣化を抑えることができます。ゴム製品なので直射日光は厳禁です。

タイヤの構造によって劣化する場所が変わる

サイドウォールまでゴムで覆われているものは持ちはいいのですが、オープンサイドのもので、ケーシングにトレッドを乗せているタイヤは、トレッドが剥がれてくることもあります。また、デュアルコンパウンドのタイヤはコンパウンドとコンパウンドの境目にヒビが入ることが多いです。タイヤの構造によって注意すべき場所が変わるので注意が必要です。

インナーチューブは変形に注意

インナーチューブは見た目ほど劣化がわかりづらいです。エアを入れてみて、変形していないか確認しましょう。タイヤのように摩耗はしませんし、外気にも触れるわけではないので経年劣化よりも、チューブの変形による劣化具合に注意しましょう。

インナーチューブはバルブ根元に注意

インナーチューブで注意するのはバルブ付近です。バルブ根元の分厚くなっている部分と通常の厚みになっている場所との境目で伸び方に差が出るため、ヒビが入ってしまうことがあります。このヒビはパンクに直結します。半年位使ったチューブはバルブ根元をチェックしておきましょう。

メーカーが推奨する交換時期とは

タイヤメーカーのパナレーサーが推奨するタイヤ交換のサイクルは、オープンサイド、サイドウォールがゴムで覆われていないタイプで軽量なレース用タイヤは、購入から半年または3,000kmで交換推奨。ガムウォール、サイドウォールまでゴムで覆われたタイプやトレッドが肉厚なトレーニング用のタイヤは、購入から1年または5,000kmで交換推奨だそうです。

消耗品の交換時期を見極める-ワイヤー編
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